座占いに使われる星座は特殊?
星座占いを信じますか?
科学的には信ぴょう性はありませんが、ものすごく当たるという占い師もいますしどうなんでしょうね?
朝のニュースの占いは見るけど、
誕生日によって12の星座のうちの1つが決まっていますよね。ニュースなどの占いでよく使われていますね。
なんでこの12個の星座なんだろ?
星座占いにはオリオン座やカシオペヤ座などの有名な星座はありませんよね。
この12個の星座はその位置が特殊なので、占いに使われているんです。
今回は星座占いに使われる12の星座の特殊さと季節について考えていきましょう!
季節によって見える星座が変わる理由
小学校で夏の大三角形や冬の大三角形などの季節によって見える星座を習いましたね。
季節によってなんで見える星座が違うの?
前の自転の学習で、地球は地軸を軸にして自転しているので、1日を通して星座は東から西に移動して見えることを学びました。
自転とは別に地球は公転をしています。
公転とは太陽のまわりを1年で1周する地球の動きのことです。
地球は自分で回転しながら太陽のまわりを回っている?
そう複雑ですが、2つの回転をしています。
公転によって星座の見える位置がかわる理由を考えていきましょう。
季節によるオリオン座の位置変化
オリオン座は冬に見ることができる星座です。
4か月かけてオリオン座の月ごとの位置を観察してみましょう。
時間によって見える位置が変わるんじゃなかった?
そう!だから今回は観察するのは午後10時に固定して、日付によってオリオン座がどう動いたかを見てみましょう。
月がたつにつれてオリオン座は東から西に移動していったね
この理由を公転と合わせて考えてみよう。
星は動かずに地球が公転しているので、宇宙からみるとこのような動きをしています。
最初は真南に見えていたオリオン座が公転によって反時計回りに地球が動いていくと真南からずれた位置にオリオン座が移動しているイメ-ジがわかりますね。
公転は1年で1周なので、$360°÷12か月=30°$で1か月で30°動くことになります。
すると同じ時間に見ると1か月ごとにオリオン座が30°西に動くことがわかりますね。
逆に言うと、1か月でだいたい30°西に移動しているから、12ヶ月で$30°×12ヶ月=360°$となるので、1年後は同じ場所にオリオン座が見えるってことだね。
黄道12星座
なぜ星座占いに使われるこの12の星座は特別なのでしょうか?
説話がありますがそれは今回おいといて、天体の話をしましょう。
12星座の中で夏の星座といえばどれだと思いますか?
さそり座!
ですね。そんな感じがします。
これには理由があって、北極星やカシオペヤ座などはいつの季節でも見ることができますが、さそり座は夏しかみることが出来ないからです。
北極星とさそり座は何が違うの?
星座占いで使われる12の星座は特殊な位置にある星座で、どう特殊かというと、天球上の太陽の通り道と同じ位置を移動して見える星なんです!
イラストで見た方がわかりやすいですね。
自転によって1日を通してすべての星が見えるはずですが、太陽が出ている昼間に星座が表れても、太陽がまぶし過ぎて観察ができません。
太陽と星は地球の自転によって地軸を軸として東から西に動いて見えるんでしたね。
この回転する位置が12の星座は太陽と同じ通り道を通っているので、季節によっては、見ることができないんです。
天球上での太陽の通り道を黄道といいます。
星座占いに使われる12の星座は黄道と同じル-トを通過するので黄道12星座ともいいます。
星座が見える季節と時間の関係
今までの学習で
自転によって時間ごとに星座が見える位置が変わる
公転によって季節ごとに星座が見える位置が変わる
ことを学びました。
この2つの変化を合わせて考えてながら問題に挑戦してみましょう!
条件がたくさんあって難しい
1つ1つ細かく解決して行けばOK。
問題には、代表的な季節を表す、しし座・オリオン座・ペガスス座・さそり座がかかれていますね。
この問題は季節・時間・方角がわかっていれば簡単に解くことができます。
まずは、季節について考えましょう。
公転によって地球が太陽のまわりを動いているので秋になると地球は下の位置に来ますね。
夕方になった時どこに立っているかが分かればいいですね。
時間を考えるためには、太陽の当たっている部分を考えればOKでした。
夕方は地球が少し自転したら太陽が当たらなくなる位置だったね
最初に自分がいる位置を考えよう!
というわけで、全体の図で考えるとここに立っていることがわかりますね。
後は方角だけです!
北極がある方角が北だったからさそり座が見える方角は「南」であることがわかります。
北極がある方角を北と考えたね
問題文の条件を整理して1つ1つ考えよう!
うるう年
なんでうるう年なんてあるの?
4年に1度うるう年がやってきて、2月が1日増えて29日ありますよね。
実は公転周期はちょうど1年で1周じゃなくて、365日5時間56分で1周なので、約6時間分ずれているんです。
この6時間のずれをそのままにしておくと、いつの日かさそり座が冬にしか見られなくなってしまうので、修正をしました。
約4年で1日ずれるから、4年に1日だけ日にちを増やして公転周期に合わせようとした結果がうるう年なんです。
ちなみにうるう年は4年に1度と思われがちですが、毎回あるわけではなくて、実は100年に一度はありません。
なので、1900年とか2100年はうるう年じゃないんです!
まとめると4の倍数はうるう年、でも100の倍数はうるう年じゃない
でも400の倍数はうるう年!
さらになんと、400の倍数の年はうるう年なんです!だから2000年とか2400年はうるう年なんですね!
地球が太陽のまわりを1年で1回転することを公転という
公転による太陽の通り道を黄道という
星座は同じ時間に観察しても1か月後には30°西に動いて見える
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