広がり続ける宇宙
宇宙の端から端までは、10万光年もの長さがあるんだ。
それって何㎞なの?
1光年っていうのは光が1年間に進む距離のことで、光は1秒間に30万㎞もの距離を進みます!
ということは、10万年×365日×24時間×60分×60秒×30万㎞になります。
数が大きすぎてわけがわからない、、、
それくらい広いってことだね。
宇宙は今でも広がっているしね。
何で宇宙が広がっていることがわかるの?
ざっくり言うと、星を観察していると遠くの星ほど地球から離れていくスピードが速いことを発見したんだ。
宇宙が今も広がっているなら、だんだんと星同士の距離が離れていくはずという計算に当てはまったってわけなんだ。(2011年ノーベル物理学賞)
宇宙の端から端までは10万光年の距離で今も広がり続けている
宇宙の構造
宇宙には何個の星があるの?
太陽のように自分で輝いている星は10000000000000000000000個くらいあると考えられています。
宇宙にはまばらに星がちりばめられているわけではなく、ある程度のかたまりになっています。
太陽系みたいな感じ?
太陽系は太陽を中心にした天体の集まりだったね。
太陽系やオリオン座のような星座を作っている星々を合わせて、銀河系というんだ。
太陽系は銀河系の端の方にあって、銀河系の中心の方にはたくさんの恒星があります。
銀河系の中心にある恒星の集まりは川のように見えるので、天の川と呼ばれています。
太陽系は銀河系のほんの一部なんだね
そういうこと!
さらに銀河系の外には銀河系と同じように恒星が何千億個も集まった銀河と呼ばれる大集団があります。
銀河系は銀河のほんの一部ってことか
宇宙にはこの銀河が数千億個あって、銀河が多く群れてできています。
銀河も宇宙のほんの一部なのか、、、
私たちが住んでいる場所を表すと
宇宙>>銀河>>銀河系>>太陽系>地球となる
宇宙の始まり
宇宙は約138億年前に起きたビッグバンという大爆発によってできたと考えられています。
ビッグバンでできた膨大なエネルギーによって加熱され、急激に膨張するしながら冷えて銀河系などができました。
太陽が誕生したのが46億年前、人類が誕生したのが700万年前だから、宇宙の歴史から考えるとまだまだ始まったばかりですね。
僕の体も大爆発から出来たってことだね。
ブラックホールとは
恒星は一生を終える時に星を構成している物質を宇宙に放出します。
この物質から新しい星が生まれ、そしてまた消えるという生命のような活動をしています。
一生を終える時には大爆発を起こしますが、太陽の30倍以上の星は超新星爆発を起こして、ブラックホールを作ります。
ブラックホールは重力によって空間をゆがめるから光を曲げて、吸収してしまうんです。
ブラックホールの中は時間が止まっていると聞いたことがある
恒星の明るさの表し方
地球からたくさんの輝く星をみることができますが、星によって明るさが違いますね。
じゃあ星の明るさは何で決まるんでしょうか?
輝いているかじゃないの?
もちろんそれもありますが、明るさにはその星の大きさや地球との距離も関係してます。
地球から最も近い恒星ですら4.2光年(40兆km)の距離があります。
太陽よりはるかに遠いのに明るいのか
そうですね。距離を考えたら太陽よりも巨大で輝いている星が銀河には存在していることがわかりますね。
恒星の明るさ
恒星の明るさは等級で表されます。
1等星、2等星と表現され、数字が小さいほど明るいです。
じゃあ1等星が一番明るいんだ
実は一番明るい恒星はおおいぬ座のシリウスで-1.5等星です。
明るさは相対的に評価しているので、マイナスになることもあるんですね。
ちなみに等級が1小さくなると明るさ(エネルギー)は2.5倍になります。
いまいちピンとこない、、、
満月は-12.6等星、金星の最も明るい時が-4.7等星、北極星が2等星となってます。
晴れた夜に星空を見上げると明るさが違う星々が輝いているのでぜひ見上げてみてくださいね。
宇宙の端から端までは10万光年の距離があり、今も宇宙は広がっている
宇宙は銀河が集まってできていて、銀河は銀河系が集まってできている
恒星の明るさは等級で表し、等級が小さいほど明るい
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