太陽系に属する8つの天体の特徴まとめ【中3地学】

目次

太陽系に属する惑星

これまでは地球から見た星や惑星を学んできたので、今回はさらに外の世界を学んでいきましょう。

大きな規模で考えると、唯一の恒星の太陽を中心に多くの天体がそのまわりを運動しています。

太陽系って言うんだったね

さて、惑星に関するクイズです!

太陽系にある惑星の数は?
太陽系にある惑星の数は?
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イラストをみるとわかりやすいですね。

月は惑星じゃないの?

惑星の基準は太陽のまわりを回っていることや群を抜いて大きいといった条件を満たしていないといけないから違うんだ。

月が公転してるのは太陽じゃなくて地球のまわりだもんね

直径が小さいという理由で冥王星が2006年に惑星から外れましたね。

惑星の特徴

太陽を回る8つの惑星にはそれぞれ特徴があります。

土星は輪っかがある!

たしかにそうですね。行ってみたいですか?

しかし、実は土星には着陸することができません。

なんで?

土星はガスからできているからです。火星は着陸の計画があるように、岩石からできています。

惑星は岩石でできているかガスできているかなどによって分類されていて地球型惑星(水星、金星、地球、火星)木星型惑星(木星、土星、天王星、海王星)の2つに分かれます。

それぞれの特徴についてみていきましょう!

地球型惑星

地球型惑星(水星、金星、地球、火星)は小型で岩石からできています。

岩石からできているので、密度が大きいという特徴を持っています。

太陽に近く、エネルギーを多く受け取ることができるので、それぞれの惑星の温度にも注目しながら1つ1つの惑星の特徴をみてみましょう。

水星

太陽から最も近い惑星。自転の周期と合わせて、昼が88日あってそのあと夜が88日来るという特徴がある。

©NASA

太陽から最も近いので、昼は400℃、夜は-200℃という激しい温度変化をする。

太陽から近いから暑くなるのはわかるけど何で寒くなるの?

それは、水星には大気がほとんどないからで、大気がないと熱が逃げてしまうからなんだ。

温室効果ガスといわれるけども、まったくなければ地球も凍えてしまうし、二酸化炭素などが全くなければいいわけじゃないんだ。

金星

地球の内側を回る惑星で、地球から観察できるタイミングもある。

©NASA

金星には住めないの?

金星は水星の逆で大気が多すぎて、気圧が地球の90倍にもなるし、そのせい熱が逃げづらく表面の温度が500℃もあるから、今の技術ではよっぽど難しいね。

金星が見やすい理由は近いからというのもあるけど、厚い硫酸の雲で覆われているから太陽の光を反射しやすいっていうのがあるね。

地球

知っての通りの地球。太陽系の3番目にある最も密度の大きい惑星です。

©NASA

自転によって昼と夜があり、ちょうどいい大気によって水が液体で存在しているという奇跡の惑星ですね。

水があるから生物が存在できるんだったね!

他の惑星をみると、地球が生物が生きるための条件をすべて満たした奇跡の惑星だと感じられるね。

火星

太陽系の4番目の惑星で、直径は地球の半分

©NASA

酸化鉄(赤いさび)が多く存在してるので赤く見える

なんと液体の水が存在していた可能性があって実は生物がいたのではないかという説がある。

火星の移住計画も考えられているね。

実際火星に住めるかは難しい問題のようだけど、火星に向けて何度も探査機を打ち上げているし、今度の技術に期待だね。

木星型惑星

木星型惑星(木星、土星、天王星、海王星)はガスからできています

ガスでできてるのにバラバラにならないの?

地球上ならガスは逃げしまいますが、木星型惑星は地球と比べても巨大で、大きな重力を持っています。

ガスにも質量はあるので、惑星の重力によって引かれて惑星の形ができています

ガスが集まった重力でガスが集まってるのか、不思議だ

木星型惑星には氷や岩石の粒子でできたがあります。

土星の環だね。

また衛星の数が多いです

衛星ってなに?

衛星は惑星のまわりを公転する天体のことで、地球の衛星は月だけってこと。

木星

木星は地球の11倍の直系&318倍の質量をもつ太陽系最大の惑星です。

©NASA.

模様がキレイだ

大きいにも関わらず10時間で1周自転しているから、遠心力で東西に強い風が吹いてキレイなしま模様が見えるんです。

衛星を60以上持ち、中でも大きな4つの衛星はガリレオによって発見され、双眼鏡でも観察することが出来ます。

主に太陽と同じく水素とヘリウムで出来ていて、アンモニアの雲がそれを覆っています。

土星

直径は地球の9倍の12万㎞ですが、環の大きさは28万㎞と超巨大な岩や氷からなる環を持っています。

©NASA

環を真横から見てみたい!

ですね!

真横から見ることができるのは約15年に1度なので、次は2025年に真横の環を見ることができます!

ただ、巨大な環なんですが、厚さは数百m程度しかないので、真横から見るとほとんど見えず、「環の消失」と呼ばれています。

天王星

木星型惑星にしては小さいですが、地球の4倍の直径を持ちます

大気は水素、ヘリウム、メタンからできていて、メタンが赤い光を吸収するので、キレイな青色に見えます。

©NASA

環があるけど傾いているね

自転の軸と公転の軸が大きく傾いているからだね

大きな天体が衝突したことがあるから横倒しになっているという説が今のところ有力なんだ。

地球も23.4°傾いているんだったね

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海王星

天王星と大気や構造が似ていて、メタンによって青色に見えます

太陽から遠いので、表面温度は-220°近いという特徴があります。

©NASA

太陽から離れるとそんなに寒いのか
太陽のエネルギーやっぱりすごい

流れ星ってどんな星?

惑星は太陽のまわりを公転している巨大な星衛星はその惑星のまわりを公転している天体ってことを学んだね。

流れ星とか隕石とか彗星(すい星)って何?

最後に流れ星みたいによく聞く星について知ろう!

小惑星

これが隕石の元です。

©NASA

隕石ってどのくらい落ちてくるの?

平均すると年6個くらい落ちてるよ。

地球の7割は海だし、人が住んでいない陸地もあるから落ちてもあんまりニュースにならないけど、5年に1度くらいのペースで大きな小惑星が落ちてきてニュースになるね。

火星と木星の間には岩石でできた小惑星がたくさんあって、これが地球に落ちてくるんだ。

日本の惑星探査機「はやぶさ」が調査に向かったのが「イトカワ」という小惑星ですね。

調査によって小惑星の成分を持ち帰り、宇宙の起源の研究などに生かされています。

海王星の外側には氷で覆われた太陽系外縁天体があります。

冥王星は太陽系外縁天体

彗星(すい星)

彗星はほうき星と呼ばれる尾をもって太陽のまわりを公転する天体です。

彗星は氷とちりからできる数㎞の小さなの天体で、太陽に近づくと氷が溶けて蒸発するので、尾のように見えるんです。

©NASA

彗星の尾は水やちりからできていて、このちりが地球の重力にひかれて落ちてきたものが流れ星(流星)です

流れ星って彗星からでたゴミが落ちてきたものだったのか!

今回のまとめ

太陽を公転する大きな天体を惑星という

地球型惑星は岩石から、木星型惑星はガスからできていて特徴がそれぞれ違う

流れ星(流星)は彗星からでたちりが地球に落ちてきたもの

次の学習

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この記事を書いた人

私立中・高一貫校の現役理科教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていくのでよろしくお願いします!

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