「力」どのくらい思い浮かびますか?
握力、筋力、水力、風力、女子力、努力、協力、、、
20、30個ぐらい思いつくのではないでしょうか。
今回は「力」とはどんなものなのか考えていきたいと思います!
さて、「力」は何ができるのでしょうか?
ものを動かしたり、ボールを投げたり、蹴ったり、物を壊したり、、、いろいろなことができます。むしろ力がなければ生活することができません!!
理科でいう力は、3つのことしかできません!!それは
①物体の形を変える。
ex.ほっぺを引っ張る、壁を叩いてへこませる、、、
②物体の動きを変える。
ex.ピッチャーの投げたボールを打ち返す、自転車のブレーキを踏む、、、
③物体を持ち上げたり、支えたりする。
ex.机を持ち上げる、、、
です!これしかありません!
つまり、力によって引き起こされる現象は、3つに分類されるんですね。
身の回りのいろいろな力を紹介!!
弾性力
物体がもとの形に戻ろうとする力のこと
例えば、自分のほっぺを引っ張ってみると、伸びますが、力を抜くともとに戻りますよね。このもとに戻ろうとする力が弾性力です。
特に弾性力が大きいものは、バネがわかりやすいですね。
バスケットボールはドリブルすることができますね。ここには弾性力が関係しています!
ボールを床に投げた時、床で、ボールはへこみます(力は物体の形を変えることができる)、へこんだボールはもとに戻ろうとして、床を押す弾性力がはたらきます。この力によってドリブルができるわけですね。
摩擦力
2つの触れ合っている物体同士が動きを妨げようとする力のこと
学校の校門を閉めようと押してもなかなか動かないですよね。これは、門に触れている床が門の動きの逆向きに摩擦力をはたらかせているんです。
基本的に触れている物体はお互いに離れたくないと思ってください!
そして触れている面積が大きいほど、摩擦力は大きくなります!つまり、離れにくいわけです。ラブラブなカップルみたいなイメージです!
例えば、2冊のノートを下の写真のように重ね合わせると、強い力で引っ張ってもなかなか取れません!
触れている面積が多いので、摩擦力が大きくなっているんですね!
ここからは、触れていなくてもはたらく力です!
磁力
磁石の力のこと
磁石はN極とN極、S極とS極はしりぞけあい、N極とS極はひきつけあいますね。
また、鉄や砂鉄を引き付けることもできますね。
この力が磁力です。
電気の力
電力とは違います。間違えないようにしましょう!
電気の力も磁力と同じように、+の電気同士、-の電気同士はしりぞけあい、+の電気と-の電気はひきつけあいます。
例えば、頭を下敷きでこすって持ち上げると、髪の毛が静電気でぶわっと広がりますよね。
これは、髪の毛に+の電気がたまり、それぞれの髪がしりぞけあった結果、離れようとして上のほうに広がるわけです。
重力
この力はニュートンが発見しました。リンゴが落ちるのを見て気が付いたという話は有名ですね。
重さのある2つの物体がひきつけあう力のことを引力といいます。
特に地球が物体を引く力を重力と呼びます。
約100gの物体にはたらく重力のことを「1N(ニュートン)」といいます。
例えば、60㎏の人にはたらく重力の大きさは600Nというわけです。
重力を発見したニュートンの名前から来ているんですね。
まとめ
力は①形を変える②動きを変える③持ち上げたり、支えたりすることができる。
身の回りにはいろいろな力があり、特に触れていなくてもはたらく力には「磁力」「電気の力」「重力」がある
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