月の重力は地球の何倍?
正解は1/6倍です!
2つの物体の重さが大きくなるほど重力も大きくなるので、地球よりも軽い月では重力が小さくなるんですね。
(ちなみに、月の質量は地球の1/81倍です。かなりの差がありますね!ただ、重力の大きさは2つの物体の距離も関係します。月の直径は地球の1/4倍です。いろいろと計算すると1/6倍となります。詳しくは高校で)
重力が小さいということは、下に引っ張られる力が小さいということなので、月では地上よりも体が軽く、大ジャンプができます!!
科学館などで、ワイヤーの力を使って月面上の重力を体感できる場所もありますね!
一度やってみたい、、、
重さと質量の違い
なんとなく同じような気がしますが、はっきりと使いわけられています!
例えば、月に行ったとしても、たしかに体は軽くなりますが、自分の体の一部がなくなったり、中身がスカスカになったりするわけではありませんよね。
月に行っても、体を作っている細胞、もっというと粒子はなにも変わらないんです。
ただ、はたらく力が小さくなっているだけ。
これが、重さと質量の違いです!!
重さとは
物体にはたらく重力の大きさ。つまり場所(地球、月、宇宙)で変わる。
質量とは
どの場所でも変わらない、その物質をつくる「もともとの量」。
というわけです!
地球、月、宇宙での重さと質量
さて、地球上では、約100gの物体にはたらく重力は1Nです。
例えば、60㎏の人がいたとすると
この人の「質量」は60㎏で、「重さ」は600Nとなります。
「もともとの量」が60㎏、そのもともとの量にかかる重力が600Nというわけですね。
では、この人が「月」に行ったらどうでしょうか?
「質量」はもともとの量なので、変わらず60㎏
「重さ」は月の重力は地球の1/6なので、100N
となります。
同じように「宇宙」に行ったとしたら、
「質量」は60㎏、「重さ」は0N
となるわけです。
体重計が測っているのは、重さ?質量?
さて、どちらでしょうか?
この問題を解くには、月で体重計に乗った時をイメージしましょう。
月に行くと体が軽くなる。そう、月で質量60㎏の人が体重計に乗ると、目盛りは10㎏になっているはずです。
つまり、「体重計」は場所によって変わる「重さ」を測る道具なんです!
では、上皿てんびんはどちらを測っているでしょうか?
月で上皿てんびんを使うイメージをしてみましょう。
上のイラストからわかるように、上皿てんびんは「地球」でも「月」でも質量60㎏のおもりと60㎏の人がつりあっています。
つまり、「上皿てんびん」は場所によって変わらない「質量」を測る道具なんです!
理由は、地球上では、人とおもりどちらも600Nの力がはたらき、つりあう。
また、月面上では、どちらも100Nの力がはたらき、つりあう。というわけですね!
ポイントは月ではどうなるか?を考えることですね。
まとめ
「重さ」は場所(地球、月、宇宙)によって変わるが、
「質量」は場所によって変わらない
「体重計」は重さを、「上皿てんびん」は質量を測る道具
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