【中学理科】被子植物・裸子植物の違いを解説!

今回の学習で学ぶこと
  • 被子植物と裸子植物の違いがわかる
  • 被子植物は胚珠が子房に包まれている
  • 裸子植物は胚珠がむき出しになっている

2つの植物の違いを勉強しましょう!

目次

植物の種類ってどのくらい?

植物は何種類ぐらいあるでしょうか?

う〜ん、 10,000種類ぐらいあるんじゃない?

なんともっとたくさんの種類があります!

早速問題!

地球上に植物はたくさんあるけど、名前がついている植物はどのくらいある?
地球上に植物はたくさんあるけど、名前がついている植物はどのくらいある?
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名前がついているだけでも28万種ほどもいます!

そんなにいるんだ!

とは言え、ジャングルの奥地などをたくさんの植物が地球には存在していて、そのすべてに名前がついているわけじゃないから、まだ見つかっていない植物も含めると数百万〜数千万種もの植物があるかもしれません。

それぐらい植物はたくさんあるんですね!

植物を分類分けするとこのような表にすることができます。

ざっくりとした植物の分類分け

そんなたくさん存在する植物をざっくりと分類分けすると上の表のようになります。

詳しい植物の分類については↓こちらの学習を読んでね↓

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今回は種子で増える種子植物の中でも被子植物と裸子植物の違いについて勉強していきます!

被子植物と裸子植物の違い

この植物 何の植物かわかりますか?

え〜わかんない!

正解はアブラナです!

イラストを見てアブラナだと判断する事はめちゃくちゃ難しいんだけど、 イラストを見て被子植物であると言う事は、簡単に判断することができます!

イラストのどこを見ると被子植物が判断できるかを勉強していきましょう!

胚珠は種子に成長する

アブラナが成長するとこのように変化します!

種子植物の成長
  • 胚珠→種子
  • 子房→果実 になる

種子で増える種子植物が成長すると、子房という部分が果実に変わり胚珠という部分が種子になります。

具体的にりんごを例に挙げて説明すると、私たちが普段食べる部分が果実、そして黒色の種が種子です。

りんごのような被子植物は、成長したときに種子が果実に包まれています

つまり、成長する前は胚珠が子房に保護されているわけです。

逆に、裸子植物胚珠がむき出しになっています。

種子は子どもをつくるために大切なんだから、保護した方がいいんじゃないの?

その通りです!

もちろん、胚珠が保護されている方が後々の子孫が残りやすいんだけど、保護する機能は植物が進化の過程で手に入れたものです。

現在の地球で進化の最先端にいる植物は被子植物です。だから、被子植物は胚珠を守ることができています。

しかし、被子食物の進化前の裸子植物はその機能を持っていないから、胚珠がむき出しになっているわけです。

  • 被子植物胚珠が脂肪に包まれている
  • 裸子植物胚珠がむき出しになっている

それじゃあ、被子植物と裸子植物の具体的な例について見ていきましょう!

被子植物

被子植物

被子植物は成長する前の胚珠が子房に包まれていることで、しっかりと守ることができ、種まで成長する前にダメになってしまうと言う可能性を減らしています。

そのおかげで、 被子植物は現在の地球上で最も繁栄している強いグループであり、その種の数は名前がついている28万種のうちの22万種ほどが分類されると言われています。

被子植物は現在の地球で最も進化したグループだから、生存競争に勝ちまくってます!

将来、子供を残すために大切な胚珠がしっかりと守られていることが大切なんですね!

被子植物の例を上げるとこんな感じ

被子植物の例

華やかな花が多いね

そうなんです。被子植物の花が華やかになっている理由は、色や匂いで虫や鳥を引きつけるためです。

何のために虫や鳥を惹きつけるかと言うと、植物が種子を作るためには、おしべのやくにある花粉をめしべの中につける受粉をしなければいけません。

そのために花粉を運ぶ必要があるんだけど、この花粉を運ぶために虫や鳥に運んでもらっているんです。

虫を使って受粉をする植物のことを虫媒花

鳥を使って受粉する植物のことを鳥媒花といいます

被子植物はさらに双子葉類と単子葉類に分けられます。

双子葉類と単子葉類の違いは↓で学習してね♪↓

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裸子植物

裸子植物

裸子植物は種子植物とは違い、胚珠が子房に包まれておらずむき出しになっている植物です。

裸子植物は、雌花と雄花があって、雄花で作った花粉が雌花の胚珠に受粉することで種子が作られます

裸子植物は花粉を風を使って飛ばすので、被子植物のように華やかではありません。

被子植物の花が華やかなのは、色や匂いで昆虫や鳥を呼び寄せて花粉を運んでもらうためです。

裸子植物は、風で花粉を飛ばすから華やかじゃなくていい!

このような花粉の飛ばし方を風媒花といいます。

どれも地味な植物ですね(笑)

逆に昆虫などに、花粉を運んでもらう植物を虫媒花鳥媒花といいます。

裸子植物の語呂合わせ

覚えて欲しい裸子植物は4種類!

語呂合わせは「水素待つ」です!

ス→スギ

イ→イチョウ

ソ→ソテツ

松→マツ

これで覚えましょう!

裸子植物の例

松ぼっくりの種子の飛ばし方や裸子植物の詳しい特徴は、マツの授業で解説しているのでそちらを参考にしてください!

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まとめ

今回のまとめ
  • 被子植物は胚珠が子房に包まれている
  • 裸子植物は胚珠がむき出しになっている

今回のまとめクイズ!

次のうち裸子植物はどれ?
次のうち裸子植物はどれ?
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次の学習も一緒に頑張ろうね!

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この記事を書いた人

私立中・高一貫校の現役理科教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていくのでよろしくお願いします!

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