周期表
さて今回は理科の学習の中で最も有名な表を学んでいこうと思います!その名も“周期表”!!
見たことがありますか?
なんかこれは見たことある!
化学の世界でとても有名な表だから知っている人も多いね。教科書の最後のページに大きく載っていることもあるね。
よくみるけど、この表ってなんなの?
周期表は元素を順番に並べたもので1869年にメンデレーエフっていう科学者が規則性を発見したことでつくられました!
規則性?
そう、周期表を見ると元素記号のアルファベットの左に数字が書いてあります。
この数字を”原子番号”といいます。周期表は原子番号の順番に左上から順に並べたものなんです。
番号と規則性が関係あるの?
なんと!驚くべきことに、原子を原子番号の順番に並べると縦の列に並んだ元素は似たような性質を持っていることが多かったんだ!メンデレーエフはこれを発見した凄い人なんだね!
周期表は元素を原子番号の順に並べたもの
なんで水素が1番なの?
この番号は、原子の中身によって決まっていますが、理由は深く考えないようにしましょう!たまたま人間がこの原子を「水素」と呼ぼう!って決めたらなんか1番だったって思ってください。
なんでこれはリンゴって言うの?とかなんで犬って言うの?って考えるとわけがわかんなくなるのと同じだから深く考えないようにね。
周期表はそういうものって思っとく!
はい、どうやって番号が決まっているかといった、詳しいことは3年生の学習でするからコチラの学習も参考にしてください。
https://hario-science.com/ionization/元素記号の下の数字は何?
下の数字は“原子量”を表しています。
原子量?
原子量は簡単に言うと原子の重さです。前回学習した〈原子のルール3〉を覚えていますか?
質量が決まっている!
大正解!忘れちゃった人は前回の学習で復習してください♪
原子量は水素の質量を1とした時にそれぞれの元素がどのくらいの質量を持っているかを表しています。
例えば、炭素原子(C)の場合は原子量はいくつですか?
周期表から炭素(C)を探してみましょう!
12!
大正解!炭素(C)の下にある数字を見つければOK!ちなみに原子番号は6番だね。
ってことは、炭素原子1つは水素原子1つの12倍の質量があるってことです。
なるほどね!
原子量は原子の質量を表している
原子の性質
さて、続いては周期表の並びについて詳しく学んでいきましょう!
オリンピックのメダルは何色?
金、銀、銅!!
その通り!その3つの原子を周期表で探してみましょう!
3つ連続で並んでる!奇跡だ!
そうなんです!オリンピックのメダルは周期表で見ると縦の列で並んでます。
この周期表のスゴイところは、縦の列の原子は同じ性質を持っているという点です!
金・銀・銅がオリンピックのメダルに使われている理由の1つはこの3つの金属は「さびにくい」という同じ性質を持っているからです。
仲良しなんだね
そーいうことです(笑)
この周期表の縦の並びを「族」といいます。例えば、金・銀・銅は11族の元素ってことです。
18族まであるんだね
同じ性質を持っている族はまとめてた呼び名がついていたりします。
例えば、水素以外の1族の元素はまとめて”アルカリ金属”と呼ばれたりもします。
いろいろな呼び名は下の表を確認してください!
アルカリ金属は同じ性質を持っているってことね
そういうこと!例えば、1族の原子は激しく反応するものが多いです。リチウムやナトリウムを水の中に入れると爆発が起こるほど反応するし、水素に火をつけるとコチラも爆発します。
1族は激しいやつら!
まーね(笑)逆に18族の原子は全然反応しにくいっていう性質があるから”貴ガス”って呼ばれてます。
貴ガスは反応しにくいから、空気中に存在している割合が多い気体です。空気中に多く存在する気体ってなんだっけ?
窒素!次に酸素!
その次は、アルゴン、二酸化炭素、ネオン、ヘリウム、クリプトンと続きます。
18族の原子が多いね
18族の原子は反応しにくい=そのままの状態でいるってことだね。
反応しないから空気中にいるんだね
はい、原子の性質がわかると周期表を見るのが楽しくなります!
質量や性質の他にも、周期表はいろいろなことを教えてくれます。
他にもあるの!?
赤と青に色分けされているのは「金属」か「非金属」かを表しています。
キレイにエリアが分かれているね
うん、金属かどうかでも原子の特徴が見えてくるよね。
他にも、物質の状態も知ることができます。物質の状態っていうのは、気体・液体・固体のことだったね。
じゃあ周期表の中から「液体の原子」を探してみてね。見にくいけど、緑色の枠で囲われているところが常温で液体の原子だよ。
水銀と臭素が液体だ!
その通り!この2つの原子は液体の状態で存在する珍しい原子だから覚えておくといいね。
水銀は有害だから最近はあんまり使われていないけど、昔の温度計の赤色の部分は水銀が使われていることが多いね。
常温・常圧で液体の元素は「臭素」と「水銀」だけ
周期表でいろんなことがわかる!!
はい、周期表はこれから先、質量や原子番号を知る時に開くことも多いし、20番までは覚えるのが普通ってくらい常識だから20のカルシウムまでは覚えてしまいましょう!
周期表の覚え方
どうやって20個も覚えるの?
暗記する時のコツは“語呂合わせ”です!
一番有名な1~20番まで覚える語呂はこれです!日本人の99%はこれで覚えているから一緒に覚えましょう!
リーベ君がいるんだ!
10まではリーベ君のストーリーです。リーベ君は水兵で、自分の船を持っているみたいだね!
覚えやすい!!
続きです!
七曲りって?
リーベ君の船はめっちゃ曲がっちゃうみたいだね。めっちゃ曲がった道路のことを七曲りっていうみたい。
で、なぜかリーベ君の船が増えたね
なんかわかんないけど、複数系(Ships)になったね。昇格でもしたのかな。
クラーク博士は急すぎて意味不明!
なんかわからんけど、リーベ君頑張れ!!大志を抱け!!ってことなんだろう。このあたりは勢いとテンションで覚えよう!
20個ならいけそう!
若干話がわかんないところもあるけど、リズムと雰囲気で覚えよう!
周期表は原子番号の順に並べられている
原子量は原子の質量を表している
水兵リーベで20個覚えよう!
周期表の学習はこの本が超オススメです!記号だけだと全然覚えられないけど、キャラクターの特徴と原子の特徴をリンクさせると脳の容量が半分で覚えることができます!ぜひ読んでみてください!
コメント
コメント一覧 (2件)
部外者からの指摘で恐縮ですが、上部掲載の元素記号表のタリウムの表記がT lでなくTiとなっており、チタンとかぶってます。
上に書いてある元素記号表のタリウムの表記がT lでなくTiとなっており、チタンとかぶってます。