- 海陸風が起こるメカニズムがわかる!
- 季節風が起こるメカニズムがわかる!

海に釣りに行ったら風がすごかった!
それは「海陸風」のせいだね
海陸風?
海陸風のことだよは時間ごとに変わる風のことだよ
時間ごとに変わるの?
うん!それじゃあ今回は不思議な海陸風について学んでいこう!
楽しみだ♪
それじゃあ授業スタート!
この授業はYoutubeでも解説しています!
Youtubeの方が音声があってわかりやすいので、動画が見れる環境の方はこちらの方がおすすめです!
海陸風とは
海陸風が時間によって変わる風のことです

時間によって風の向きが違うんだね
海風→昼間に海から陸に吹く風
陸風→夜に陸から海に吹く風
そうです!その理由をイラストで見ていこう!
海陸風が起こる原因は太陽!
太陽の光が陸地と海の両方を温めます。

温まりやすさは場所によって違って、水でできている海のほうは温めるのに時間がかかる(熱しにくい)のに対して陸地はすぐに温まります(熱しやすい)。

カップ麺のお湯を沸かすのに時間がかかるのと同じだね

だから温度差ができます
昼間は太陽によってガンガン温められるから熱しやすい陸地の方が温度が上がる。
具体的な数字でわかりやすく表現すると、陸地は30℃に対して海のほうは温まりにくいから20℃って感じ

暖かい方では上昇気流が起こります
空気は温められると上に行くから、温度が高い陸地では上昇気流が発生します。

上昇気流が起こると地上付近の空気が少なくなる
上昇気流によって暖かい空気が上に行ってしまうと地表付近の空気が少なくなります。

その結果その場所が「低気圧」になる!

これが低気圧なんだね
逆に海のほうは「高気圧」になる!

風は低気圧←高気圧に吹く!
空気の多い高気圧から空気の少ない低気圧のほうに空気が移動するから「風」が生まれる!

海から陸地に吹く風のことを海風という
こうやって風が生まれるんだね
昼間は海風が吹く!
陸風
次は夜に吹く陸風を見てみましょう
さっきと逆だね!
昼間は熱しやすさに注目したけど、夜になると空気が冷えるから冷めやすさに注目します。
今度は海のほうは水でできているから温度がキープしやすく、陸地はすぐに熱が逃げてしまいまいます。

放射冷却によって夜は熱が放出されます
夜になると昼間に受け取った熱を宇宙に包囲する「放射冷却」が起こるけど、この時陸地からの方が多くの熱が逃げることになる。

\放射冷却についてはコチラで解説しています♪/

だから温度差が生まれる!
昼間と同じようにそれぞれの性質によって、陸地は熱を逃しやすいから具体的な数字で考えると5℃まで下がる。
一方、海の温度は下がりにくいからもともと20℃だったのが10℃までしか下がらない。

昼間と同じように考えると暖かい空気がある方が低気圧で上昇気流が起こる!

暖かい方が上昇気流がポイントだね

だから同じように風が吹く!
昼間と同じように、空気がたくさんある高気圧から空気の少ない低気圧のほうに空気が移動するから「風」が生まれる!

この風が「陸風」
陸地から海に吹く風のことを陸風という
それぞれの風の吹くタイミングが重要!
昼間は海→陸に吹く海風 夜は陸→海に吹く陸風
これらを合わせて「海陸風」と言います!
ちなみに風が吹いてない時間のことを「凪」といいます
朝や夕方などの海と陸地の気温がちょうど一緒になって風が吹かない時間のことを「凪」という

季節風
次は季節ごとに吹く「季節風」を知ろう!
種類がたくさんあって複雑だね
季節風が海陸風がわかってたらすごく簡単♪
季節風は季節ごとに風の向きが変わる風のことで、夏と冬で日本に吹き込む風の向きが変わるんです!
まずは夏に吹く季節風について見ていきましょう!
メカニズムは海陸風と一緒
夏と冬を比べると夏は太陽の影響が大きくて日本はよく暖めら温められます。って事はつまり、1日でいうと昼と同じってことです!
季節の夏は昼と同じと考える
そうすると、日本の場合北西のほうにユーラシア大陸があって、陸地のほうは熱しやすい。
一方、南東の方には太平洋があってこちら側は熱しにくい!

海陸風と同じように温度差が生まれる!
だから海陸風と同じように陸地側は温度が高くなった低気圧に、逆に海は温度が下がった高気圧になるってわけ!

温度差があると風が吹くんだったね!
だから高気圧から低気圧に風が吹く!
日本の場合は下の図のように南東から季節風が吹く!

夏は南東から季節風が吹く
温度差を考えれば簡単にわかるんだね♪
冬の場合
冬の場合も陸風と同じ!
冬は1日で言う夜と同じだから、冷えやすさに注目します。
陸地の方が冷えやすくて海のほうは冷えにくいから、相対的に海の方が温度が高くなる!
結果!陸地から海に向かって風が吹く!

冬は北西から季節風が吹く
日本の冬はユーラシア大陸から乾燥した空気がやってくるんだけど、日本に来る途中で日本海から水蒸気を受け取り締めた風として太平洋側にやってくる。
そうすると日本の山脈によって空気が上のほうに上がって日本海側にたくさんの雪を降らせる!
一方、太平洋側はフェーン現象によって乾燥した風がやってくるから比較的暖かい冬になる!

暗記するよりはメカニズムを覚えて理解しましょう♪
暗記するのめんどくさいもんね
まとめ
- 昼間は海→陸に海風が吹く
- 夜は陸→海に陸風が吹く
- 海風と陸風を合わせて海陸風という
- 海陸風が吹いてない時間は「凪」
- 日本の場合は夏は南東・冬は北西の海陸風が吹く
今回のまとめクイズ!
次は海陸風と関連した「偏西風」について学べるよ♪


この授業は16時間目!
- 1時間目 気象要素ってどんなもの?
- 2時間目 天気記号の書き方をマスターしよう!
- 3時間目 雲の割合を見て「雲量」と「天気」を判断!
- 4時間目 13段階の風速&16方位で風向を読み取ろう!
- 5時間目 「乾湿計」を使って湿度を測ろう!
- 6時間目 風はナゼ吹く?
- 7時間目 「気圧」ってどんなもの?
- 8時間目 天気予報に出る等圧線と風の強さの関係
- 9時間目 窓ガラスが曇るのはナゼ?「露点」を解説!
- 10時間目 飽和水蒸気の計算がイラストでスグわかる!
- 11時間目 丸フラスコで雲を作ってみた!
- 12時間目 「温暖前線」&「寒冷前線」の特徴が完璧にわかる♪
- 13時間目 天気予報のグラフを超解析!
- 14時間目 曇りの日より晴れた日の方が夜寒くなるのはナゼ?
- 15時間目 日本の気団の特徴が5分でわかる!
- 16時間目 海陸風ってどんなもの?
- 17時間目 偏西風ってどんなもの?コリオリの力を解説♪
- コラム1 10種類の雲の名前が簡単に覚えられる裏ワザ!
- コラム2 雨はどこからやってくる?(水の循環)

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