天気の変化
雲を見る!
天気予報を見る!
そうですね!
天気予報を見ると大体の天気は当たりますが、少しだけ情報の遅い天気予報+自分で今現在の天気などを考えられると確率がさらに上がりそうですよね♪
雲の色や量から天気を予想する人も多いと思いますが、今回は雲以外の気象の情報を使って自己天気予報の精度を上げてみましょう!
雲以外の気象情報はどんなものがありますか?
気温・湿度・気圧・風、、、かな
そうですね、気象はそれぞれ密接に関わり合っています。
今回は天気の変化を理解してお天気マスターを目指しましょう!
気象観測からわかること
今回はこの2日間のデータを分析してみましょう!
情報がたくさんあって複雑だ、、、
全部を一気に見ようとすると難しいです。
まずは簡単にわかることから考えましょう!
天気
とりあえず2日間の天気を見てみましょう。
天気記号を見ると1日目は快晴&晴れで、2日目は12時~18時の間に雨が降っているのがわかりますね。
これは簡単だね♪
天気記号の読み方はコチラ↓
気圧
気圧の変化もわかりやすいですね。
雨が降る前に急に下がってる!
ですね!気圧が下がると天気は崩れて、くもりや雨になります。
天気予報でも「今日は低気圧におおわれ、雨が降るでしょう。」といった言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。
低気圧っていうのは後の学習に出てきますが、気圧が低いところのことです。
気圧は雨が降る前に下がる
湿度
次にわかりやすいのは湿度ですね。
雨が降った12時~18時くらいの湿度を見ると90%近くになっています。
雨が降ると湿度は高くなるんだったね
じゃあ逆に晴れの日の湿度はどうでしょうか?
昼間に下がってるね
その通り、昼間に湿度が下がるのは気温が関係しています。
晴れた日の湿度は気温と逆の動きをするんです。
理由は気温が高くなると飽和水蒸気量が大きくなるからですが、詳しくは次の学習で学びましょう。
気温が上がる→湿度下がる、気温が下がる→湿度上がる
気温
気温はどうでしょうか?
晴れの日の方が高いと思ったけどそうでもない?
晴れの日の15時は2日間の中で最も高い温度になっていますね。
でもどうやら夜の温度を比べると意外にも雨の日の方が気温が高そうですね。
この理由には「放射冷却」という現象が関わってます。
晴れの日は暖かくなりますが、これは太陽の光を地面が吸収するからです。
太陽の光が最も強いのは太陽が真南に来る12時ごろですが、一番暑いのはその時間ではありません。
12時の太陽を受けて地面が温まってきた14時くらいに気温が最も高くなります。
そしてだんだんと地面の熱が逃げていきます。この現象が放射冷却です。
放射冷却の度合いは晴れの日とくもり・雨の日では違って、晴れの日は夜になると地面の熱が宇宙に逃げていきますが、くもり・雨の日は放射冷却が雲によって妨げられます。
雲がふとんのような役割をしているんだね
なので、夜の気温を見ると夜になってもあまり下がっていませんね。
逆に晴れの日は急激に冷えています。
晴れの日の場合は14時にピークがきて、それ以降はだんだんと下がっていくので、日の出前に気温が最も低いことが多いです。
晴れの日は気温の変化が激しく、くもり・雨の日は気温の変化が小さい
風
風の変化はどうでしょうか?
2日目は風が強い!
ですね。
気圧が下がると風が強くなることが多いです。
つまり、天気が悪くなる前に風が強くなるともいえますね。
また、風向はどうでしょうか?
雨が降る前から南向きになってる!
そうですね!風力だけじゃなくて、風向にも変化があるんですね。
雨が降る前には風力や風向が急に変化する
観測データからわかること
気象は天気だけじゃなくて、気温・湿度・気圧・風などたくさんの要素が複雑に関わって生まれていることがわかりましたね。
今回の学習は全ての場合に必ず当てはまるってわけじゃないですが、複雑な気象を考える上でとても大切なことです。
新聞やテレビの天気予報でも、気象庁のホームぺージでもたくさんの情報を得ることができるし、身近な気象なので、ぜひ自分で調べたり体感して理解を深めてくださいね。
晴れの日の夜は放射冷却によって気温が下がるが、雲があると放射冷却は起こりにくい
1日で最も暑いのは日射によって地面があたためられた14時ごろ
雨の前には気圧が下がる&風力・風向が変化する
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