天気予報はどのくらい当たる?
雨が降りそうな日に傘を持たずに学校に行って、ずぶ濡れになって帰った経験がありませんか?
天気予報を見ておけば良かった、、、なんて思うこともあったでしょう。
でも、天気予報って何%当たるんでしょうか?
天気予報が的中する確率は82%だそうです。
高いような、低いような
自分で空を見てもそのくらい当たりそうですけどね。
ちなみに、天気予報士に必要な資格を取るためには試験に合格しなければなりません。
その試験の合格率は何と4%ほどととても狭き門なんです。
超優秀な天気予報士さんが分析しても天気予報を的中させられる確率は82%だから、天気を読むのはとても難しいことなんだね。
天気って難しいんだ
天気予報士とよく呼ばれている職業ですが、本当は「天気予報士」ではなく「気象予報士」といいます。
天気というと晴れや雨のことですが、天気を含めたもっと多くの自然現象をまとめて「気象」といいます。
例えば、天気・気温・湿度・気圧・風なども気象に含まれます。
気象はたくさんの要素が組み合わさってできるものなので、予測が難しいですが、天気予報を始め、台風や豪雨、雷など日常生活に密接に関わっているので、気象を正しく理解し、生活に生かすことが大切です。
そんな複雑な気象について、詳しく理解していきましょう。
天気はどうやって決まる?
今日の天気は何ですか?と聞かれたら何で判断しますか?
太陽が出てるかどうか!
たしかにそうですね。でも理科の世界では太陽ではなくて、雲で決めているんです。
天気は雲の割合で決まって、空に雲が何割あるかを「雲量」を使って表現します。
例えば、この写真の場合は雲の割合が大体1割なので、雲量は1となります。
雲量によって決まる天気はこのようになっています。
雲が8割だとこんな空ですね。(全体の写真ではないですが、、、)
この空をみたらくもりといいたくなりますが、理科的な分類で分けると雲量8のこの空は晴れとなります。
8割でも晴れはピンとこないな、、、
天気記号のいろいろ
新聞に載っている天気図を見たことがありますか?
こんなやつです。
これで天気がわかる??
たしかに、この図は天気がわかりにくいですね。天気予報では各地の天気がわかりやすく表されていますね。
ただ、理科では天気を記号で簡単に表すためにマークが用意されています!
それがコチラ
丸の中身が天気を表していて、天気記号と呼びます。
これは覚えられない、、、
暗記しようとするとなかなか覚えられないと思うから、記号の意味を考えながら覚えるのがオススメです!
覚えるコツは天気記号は空の様子を表していると考えること!
○の中がなにもない時は快晴、●は雨みたいにくもの○の中は雲の様子を表していると考えましょう!
雲をイメージするとめちゃくちゃ覚えやすいのでこの方法で頑張ってくださいね♪
天気記号は空の雲の様子を表している
風の情報をマスターしよう!
風向の表し方
天気図に書かれている記号にはもう一つ風の情報も含まれています。
天気記号に生えている羽みたいなやつだね
←こんな感じで表します
天気記号+羽の情報が分かれば天気がわかるんだね。
風には強さと方角という2種類の要素がありますが、この羽は2つの要素を同時に表現することを可能にしているんです!
シンプルですが2つの情報を表すことができているんですね!
まず、風の強さは棒の数で表現します。簡単ですね♪
風の強さのことを「風力」といい、0~12の13段階で表現します。
風力4は木の小枝が揺れるくらい、風力8になると風に向かって歩けないほどに強さの風になります。
棒の数を数えるだけなら楽勝だね♪
風の方向「風向」は羽の向きによって表現されます。
風向を考える前に、少し難しい方角について学びましょう!
方角を16方位で表す方法
方角は完璧ですか?
東西南北はOK、上が北!
そうですね。東西南北は4つの方角だけで表しているから4方位といいます。
さらに細かい8方位ではこうなります!方角が8つありますね。
さて、16方位ではどうでしょうか?
東南東とかがあって難しい、、、
確かに、難しそうに見えますが、ルールがわかってしまえば簡単です♪
方角を書く時のルールは、
①8方位は北・南を先に書く
東北や西南にはならないんだね
②16方位は8方位の前に近い方角を書く
北と北西の間なら北北西、西と北西の間なら西北西になります。
これがわかれば恵方巻を食べられる!
風向
方角がわかったところで、風の向き「風向」を考えましょう。
正解は「北から南に吹く風」です。
「風向」は風が吹いてきている方向なのか、吹き込む方向なのかが大切です。
北風は北から吹く風ってことをおさえよう!
○○の風とは○○から吹く風のことを指します。
例えば、北西の風というと北西→南東に吹く風のことです。
北西の風を天気図に表す時は、羽を北西の方角に伸ばします。
つまり、旗を立てた時に旗がたなびく方向の逆向きに記号を書くということですね。
風力は棒の数を増やして、風向は風が吹いてきている方向で表現する
天気記号まとめ
天気は〇の中で、風は羽で書き表すから、この2つを合わせると雲の量と風の強さ&方向を表すことができるんだね。
実際の天気図にある記号を解読してみよう!
この記号を読み取ってみましょう!
まずは、天気について考えてみよう!
〇の真ん中に線があるから「晴れ」だね!
その通り!次は風についてだね。
西に羽が生えているから「西」の風だね
風力は棒の数だから「2」になるね
完璧!これで天気記号をマスターしたね!
天気記号で雲量と風力&風向がわかる
雲が占める割合を雲量といい、0~1割→快晴、2~8割→晴れ、9~10割→くもり
風力は羽の数、風向は羽の向きで表す
今回のまとめクイズ!
次の学習も頑張ろう!
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