- 日本周辺の4つの気団がわかる!
- 「春」「梅雨」「夏」「台風」「秋」「冬」の気圧配置&特徴がわかる!

日本って季節があっていいね
たしかに東南アジアとかは四季がないところが多いもんね
なんで四季が生まれるの?
季節ごとに気団の強さが違うからさ
気団って移動してるんじゃなかった?
よく勉強してるね!
でも日本は超強力な4つの気団に囲まれているんだ
どんな気団?
それじゃあ今回は4つの気団&四季の気象の特徴を学んでいこう!
授業スタート!
この授業はYoutubeでも解説しています!
Youtubeの方が音声があってわかりやすいので、動画が見れる環境の方はこちらの方がおすすめです!
日本周辺の4つの気団
まずは気団の復習

\大気圧についてはコチラで解説しています♪/

日本はこの4つの気団に囲まれています

4つもあるんだね
これらの気団は高気圧です
気団の名前には地方が入っている!
そう!だから覚えやすいね!
シベリアはロシアの地方名だね。ロシアの犬種のシベリアンハスキーもいるね。

オホーツク海は北海道の北東の海の名称で、海気団って名前だから海の上にある気団のイメージがしやすいですね。
ということでシベリア気団はロシア側(左上)にあります。

小笠原気団は世界自然遺産になった小笠原諸島(東京の1000㎞南)を覆う気団です。

揚子江は中国の川:長江のことだね。

なんとなく中国語っぽいから揚子江気団が中国よりと覚えやすいですね。
地方の名前が分かれば簡単だね♪
気団の特徴
4つの気団の特徴についてみてみましょう
気団は温度・湿度が近い空気のかたまりのことでしたね
4つの気団はいつも同じ温度・湿度なの?
そういうことです!
気団の性質は発生する場所によって変わってきます

例えば、海の上でできる気団は海から蒸発した水蒸気を多く含むから湿度が高いです。
逆に大陸の上でできる気団は水蒸気が少ないから湿度は低くなります。
海があるから湿度が高い!
温度についても考えてみましょう!
温度はシンプルに、南の方があたたかいから気温が高い気団になります。逆に北の気団は低温の気団ってわけです。
気団ができる場所の特徴を考えればいいんだね!
海→湿度:高い 陸→湿度:低い
北→温度:低い 南→温度:高い
そして、この4つの高気圧は季節によってパワーが違うから日本の気象に影響を与えるんですね。
それぞれの季節の気象の特徴を学んでいきましょう!
季節ごとの気象の特徴
季節ごとに発達する高気圧でできるに日本の気象の特徴をとらえよう!
じゃあ春・夏・秋・冬+つゆ・台風の気象を調べましょう!
春の天気
春はあったかくて穏やかだよね
春があたたかくなる理由は揚子江気団が発達するから!

南の気団だからあたたかいんだね
さっき紹介した4つの気団は勢力を強めて範囲を拡大するイメージでしたが、揚子江気団は少し特殊です。
揚子江気団は春に移動性高気圧となって日本にやっていきます
大気団がちぎれて日本にやってくるんだ
すると、ちぎれた高気圧がやってきた時はポカポカな晴れの日になります。
春は移動性高気圧がやってきたりこなかったりするから天気が変動する
でも、ちぎれた移動性の高気圧は偏西風によって流されるから、低気圧が近づくこともあります。
春って雨が降ることが多いですよね。春の雨で桜が散ってしまうこともよくあります。これは低気圧がやってくるから!
春の天気は周期的に変わる
つゆの天気
つゆは雨が降る季節だね

5月~7月の間に見られるね
天気図を見ると東西にのびる停滞前線が発生していて、つゆの時期に見られるこの前線を特に梅雨(ばいう)前線といいます。
気圧配置はオホーツク海気団と小笠原気団が強い勢力を持つから、2つの気団のパワーがほぼつりあって停滞します。
2つの気団は多くの水蒸気を含んでいる&温度の差があるから雲がとてもできやすく、長期間雨を降らします。
オホーツク海気団も小笠原気団も海でできるから湿度が高いわけだ
つゆは梅雨前線ができ、長い間雨が降る
夏の天気
夏は暑い!!

理由は小笠原気団の勢力が強くなるからです!
温度&湿度が高い気団だね
そう!だから日本の夏は高温で蒸し暑くなるんですね、、、
数年に1度くらい冷夏が訪れますが、冷夏の時はつゆごろに発達したオホーツク海気団の勢力がそのまま弱まらずに気温が下がるからなんですね。
夏は蒸し暑い晴天が続く
台風
日本は台風が多いよね
それは、日本が島国なことが関係しています
台風の正体は高温・多湿&熱帯の海の上で発生した低気圧!
天気図を見ると、台風の中心の気圧が超低いことがわかりますね。

等圧線の幅も狭いね!
だから強い風や雨が降ります
そもそもなんでこんなに強い低気圧ができるの?
海に太陽のエネルギーが当たると水が蒸発する
蒸発してできた水蒸気が液体(雲)に戻る時に大きな熱エネルギーを放出するんだ。この熱エネルギーを使って低気圧が発達していくってわけです。
だから高温・多湿な海で発生するんだね
台風には前線がなくて、中心には台風の目といわれる雲の無い場所があるのが特徴
秋の天気
食欲の秋や読書の秋みたいに穏やかだね
秋の気圧配置は春と同じように移動性高気圧と低気圧がくるから晴れと雨が繰り返されるよ。

夏が終わったころは、秋雨(あきさめ)前線という、長雨をもたらす停滞前線ができることも多いね
秋の天気は春と似ている
冬の天気
乾燥して寒い!
そう!シベリア気団の特徴に合ってるね!
冬の気圧配置には大きな特徴があります。天気図を見てみましょう。

西の大陸側に高気圧があって、東の海側に低気圧がありますね。
この気圧配置は冬によくみられるもので西高東低といいます。
冬の気圧配置は西高東低で、寒く乾燥する
「西高東低」はテストでよく出るからしっかりと押さえておこう!
冬は日本海側に雪を降らすことも覚えておこう

発達したシベリア気団によって、北西の風が吹き、日本海側に雲が集まるから大量の雪が降ります。
一方、太平洋側にはシベリア気団はそのまま来れず山脈を越えなければならないので、日本海側は乾燥した晴天になりやすいです。
まとめ
- 日本の付近にはシベリア気団、オホーツク海気団、揚子江気団、小笠原気団の4つの気団がある
- 高気圧は出来る場所で特徴が違う。海:湿潤、陸:乾燥、南:温暖、北:寒冷
- 季節ごとに4つの高気圧の勢力が変わるから天気の特徴も変わる

今回のまとめクイズ!
次の学習も一緒に頑張ろうね!


この授業は15時間目!
- 1時間目 気象要素ってどんなもの?
- 2時間目 天気記号の書き方をマスターしよう!
- 3時間目 雲の割合を見て「雲量」と「天気」を判断!
- 4時間目 13段階の風速&16方位で風向を読み取ろう!
- 5時間目 「乾湿計」を使って湿度を測ろう!
- 6時間目 風はナゼ吹く?
- 7時間目 「気圧」ってどんなもの?
- 8時間目 天気予報に出る等圧線と風の強さの関係
- 9時間目 窓ガラスが曇るのはナゼ?「露点」を解説!
- 10時間目 飽和水蒸気の計算がイラストでスグわかる!
- 11時間目 丸フラスコで雲を作ってみた!
- 12時間目 「温暖前線」&「寒冷前線」の特徴が完璧にわかる♪
- 13時間目 天気予報のグラフを超解析!
- 14時間目 曇りの日より晴れた日の方が夜寒くなるのはナゼ?
- 15時間目 日本の気団の特徴が5分でわかる!
- 16時間目 海陸風ってどんなもの?
- 17時間目 偏西風ってどんなもの?コリオリの力を解説♪
- コラム1 10種類の雲の名前が簡単に覚えられる裏ワザ!
- コラム2 雨はどこからやってくる?(水の循環)
コメント
コメント一覧 (7件)
高校生です。
地理のレポートの制作に気団の図を使用したいのですがよろしいでしょうか。
たくさんのサイトを巡りましたが、このサイトの図が一番わかりやすかったので使用させていただきたいです。
徳永様
コメントありがとうございます。
高校の課題等であれば使ってもらって大丈夫です。
素敵なレポートを作ってくださいね。
スクーバダイビングインストラクターの鞆/トモといいます
ダイバーの方に気候や天候をお話しするのに掲載されている気団のイラストを使用させていただけますでしょうか?
私の中高教員資格(地学)持っていますが、とてもわかりやすく感心しています。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
ご自由に使っていただいてOKです!
はじめまして。高校の非常勤講師をしております。井上と申します。
地理の授業でイラストを使用させていただいてよろしいでしょうか?
印刷して配布などはいたしません。非常にわかりやすくまとまっていますので
スライドで生徒に見せながら日本の気候について説明をしたいと考えております。
当然、出典等は明示いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
使っていただいて大丈夫です!
ありがとうございます!活用させていただきます!