無セキツイ動物の数と種類
無セキツイ動物はめちゃくちゃたくさんいます!
何種類の動物を挙げられますか?
動物は150万種以上いて、セキツイ動物は7万種いるという話があったけれど、背骨がない無セキツイ動物はそれ以外なので、140万種以上います。
割合でいると多くの種が背骨なしで、生きているんですね。
背骨がないと体を支えたり、守ったりすることが難しそうだけど、背骨のない無セキツイ動物はどうやって体を維持して動くのか学んでいきましょう!
無セキツイ動物の例を挙げると、タコ、エビ、カブトムシ、チョウ、ムカデ、、、
これらも特徴によって分類すると、大きく分けて節足動物・軟体動物・それ以外に分けられます。
それぞれの例と体のつくりを見てみましょう。
節足動物
節足動物は体に多くの節からできていて、足にも節がある動物です。
なんかピンと来ないけれど、エビとかザリガニの体をイメージすると節があるのが思い出せますかね。
節足動物の特徴は、骨格がない代わりに、体の外側を覆うかたい殻があります。それによって、セキツイ動物のように体を支えたり、守ったりできます。
外側のかたい殻を外骨格といい、人間の背骨のように内側にある骨格を内骨格といいます。
外骨格には、内骨格にはないデメリットがあって、それは大きくならないことです!外側につくっちゃてるからそれ以上体を大きくできない!
じゃあどうするか、脱皮をしないといけません。これは不便な気がするね。
節足動物をさらに分類すると甲殻類・昆虫類・クモ類・ムカデ類・ヤスデ類に分かれる。
エビ、カニ、ザリガニなどは甲殻類に分類されます。ミジンコも甲殻類です。ミジンコにかたい殻あるんかい!って感じですが甲殻類に入れてあげてください。ミジンコの脱皮見てみたい。。。
カブトムシやバッタ、チョウは昆虫類です。
昆虫の特徴は①足が6本②体が頭部・胸部・腹部に分かれるというのを小学校でやったね。
昆虫は多種多様で、地球上にいる動物の中で昆虫類は約80%を占めているんだ。世界のほとんどは昆虫なんだね。
たいていの昆虫には気門という空気を取り入れる穴が胸や腹に開いていて、気門から気管を通って体中に酸素を運んでいます。不思議なつくりだね。
クモ類はクモが入ります。ムカデとヤスデはどちらも多足の動物ですが、ムカデは1つの節につき足が1対2本、ヤスデは2対4本のあしが生えていたり、ムカデは肉食、ヤスデは草食or雑食という違いがあります。
軟体動物
軟体動物は節足動物とは違い体に殻はありません。しかし、筋肉でできた柔らかい体を持っていて、目や口、えらがあります。
大きく分けると、貝系のシジミ、マイマイ(かたつむり)、タコやイカ系の動物に分かれます。
イカをよく観察すると、外側は一枚の大きな膜で覆われていて、この膜を外とう膜といいます。
外とう膜によって、内臓を守っているんだね。
体の中心を通る線(正中線)にそって、内臓を傷つけないように切ると、内部を調べられます。
そこには食道や肝臓、胃があるから、食べているものの観察ができますね。人と同じように口から食物を取り入れて分解していることがわかるはずです。また、血も流れていて、ヘモグロビンはないから赤ではなく白色の液体なんだ。
イカの体にはろうとという特殊な器官があって、ここから水を噴射して前に進んでいます。
セキツイ動物と似ているようでかなり違いもあることがわかったかな。
それ以外の無セキツイ動物には、ナマコ、イソギンチャク、ウニ、クラゲ、ミミズ、フジツボなどがあげられます。
セキツイ動物と無セキツイ動物の分類をまとめるとこんな感じだよ!どの動物がどこに属しているか覚えておこうね!
まとめ
背骨がない動物を無セキツイ動物といい、節足動物・軟体動物・それ以外に分かれる
節足動物は外骨格を持っていて、甲殻類・昆虫類・クモ類・ムカデ類・ヤスデ類に分かれる
軟体動物は内臓を守る外とう膜を持っていて、筋肉を使って体を動かす
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