動物は何種類いるの?
さて、どのくらいでしょうか?
地球上に動物は150万種いるとされています。が、これは発見されている動物の数なので、実際は1億種以上、もしかしたら2億種もの生物がいるのかもしれませんね。
今回はたくさんの種類がいる動物を分類分けしてみようと思います!
でも、分類なんてなんのためにするんでしょうか?細かく分けなくてもよくね?と思うかもしれませんね。
分類分けするメリットは2つあります。
1つ目は、進化の過程を考えられることです。
例えば、最初の生物は海で誕生したと考えられています。生物が進化していく中で、だんだんとその体を少しずつ変えてきました。
分類分けを行ってその特徴を辿ることで、生物がどのように進化したのか。もとはどんな生物だったのかを解き明かすヒントを手に入れることが出来ます。
2つ目は検索がしやすいことです。
図書館にある本は番号が付けられていて、歴史や小説のように分類分けされていることで、自分が見たい本をはやく探すことができます。
生物も分類することで検索がしやすくなって、例えば研究者や私たちも目の前の生物の名前や特徴を簡単に調べられるようになるでしょう。
セキツイ動物の分類
まぁたいていの人がサルを選ぶでしょう。
逆に一番遠いのはなんとなくタコは気がしますね。
タコと人間が遠く感じるのはなぜか。それはやっぱり骨があるかないかで決めています。
動物は大きく分けて人間のように背骨を持つセキツイ動物と、背骨を持たない無セキツイ動物に分けられます。(背骨とセキツイは少し違いますが、今回は気にしません)
先にでてきた150万種の内、セキツイ動物は7万種ほどのようなので、背骨がある動物はけっこう思いつくけど、背骨がない生物のほうが多いんですね。
セキツイ動物をさらに5つに分けることができます。
魚類・両生類・ハチュウ(爬虫)類・鳥類・ホニュウ(哺乳)類の5つです。
両生類は陸と水中のどちらにも住んでいる。ハチュウ類は虫のように地面を這っている。ホニュウ類は乳を飲む。
という特徴から名付けらているので覚えやすい!
それぞれのもっと詳しい特徴を見てきましょう!
セキツイ動物を5つに分類しよう!
魚とあなたの違いを挙げてみましょう。
えら呼吸。水の中に住んでいる。卵から生まれる。うろこがある。。。
かなりでてきますね。生物を分類する時は特徴ごとに大きく分けていきます。それを繰り返して細分化していくわけです。
特徴を考えて、魚類・両生類・ハチュウ類・鳥類・ホニュウ類の5つの分類してきましょう!
子の生まれ方
動物はオスとメスから子をつくります。
魚類と両生類は卵を産んで増えます。この卵は寒天みたいなバリアがあって、水中に大量に生み落とします。
また、ハチュウ類と鳥類も卵を産みます。親ペンギンが卵を一生懸命温めている様子をTVなどでみたことがあるかもしれませんね。
あと、カメはハチュウ類でウミガメの産卵シーンも見たことあるかもしれません。
その時の卵は殻があります。殻がある理由は陸上に卵を産むからです。
陸上の卵に殻が必要な理由は乾燥から防ぐためです。進化の過程で陸上に出てきて、環境に適応してきているんですね。
魚類・両生類・ハチュウ類・鳥類が当てはまる卵を産むことを卵生(らんせい)といいます。
一方、ホニュウ類のようにメスの体内(子宮)の中である程度育てて、生むことを胎生といいます。なんか大切感あります。
子供の数は、例えば人の場合はたいてい1人しか生みませんが、魚の場合は何十万もの卵を一気に産みます。
この違いは子供をしっかり育てるかどうかです。人間などのホニュウ類の場合は体内である程度育て、大きくなるまでエサを与えます。ちなみに、鳥類もエサを子に与えます。
このように育てると大人になるまでに死ぬ個体が少ない、つまり安全なわけ。だから生む数は少なくて済むんだね。
でも魚類はたくさん卵を産みます。魚たちの戦略としては、子育ては大変だからせずに、大量に生んで、そのほんの一部が大人になればOKって考えているんです。
生む個体の多さは魚類→両生類→ハチュウ類→鳥類→ホニュウ類というようにだいたいなってます。
呼吸のしかた
私たちはもちろん肺で呼吸しています。
肺呼吸を行っているセキツイ動物はハチュウ類・鳥類・ホニュウ類で、生まれてからずっと肺を使って呼吸しています。
魚類はえらを使って呼吸していて、水中の水に溶け込んだ酸素を体内に取り入れています。
じゃあ両生類は?ってなりますね。
両生類のカエルをイメージしてください。カエルの子はオタマジャクシで、水の中で生活していますが、大人になると陸に出てきます。
だから、両生類の子供はえらで、大人は肺で呼吸します。今まで普通にえらで呼吸してたのに、急に肺に変わるんですもんね、びっくりするだろうなぁ、切り替わる瞬間はどうなっているんでしょうね?
両生類はこれ以外にも皮ふでも呼吸をすることが出来ています。えらも肺も中途半端といえばそうなので、その分を皮ふで補っている感じなんだね。
体温
鳥類とホニュウ類は体温が基本的に変化は少ないです。
え!動物はそうじゃないのと思うかもしれませんが、そうじゃないんです!
魚類・両生類・ハチュウ類の体温は外の温度によって変わります。
こういう動物は周りの温度が下がると活動ができなくなります。例えば、トカゲは夜には気温が下がるので活動できなくなり、朝ひなたぼっこしないと、体温を上げて活動をすることがでません。
こういう外の温度の変化につれて体温が変わる動物を変温動物といいます。
逆に気温によらず体温を一定に保てる動物を恒温動物といいます。恒という字は常にという意味だよ。
恒温動物のが夜も動けてよくね?と思いますが、デメリットもあってエネルギーを多く消費してしまいます。なので変温動物はエコということですね。
体温をグラフで表すとこのようになるよ。
体の表面
魚類の体にはうろこがありますね。こんな風に動物の体にはそれぞれ特徴があって、その特徴には役割があります。
両生類の皮ふは湿っていて、ハチュウ類の体にはうろこがあります。この2つの種の湿った皮ふとうろこは形は違いますが、どちらも目的は同じ、乾燥から体を守ることです。ハチュウ類のうろこはかたく水を通さないくらい強いんです。
鳥類は表皮が進化した羽毛で覆われていて、気温が低い上空でも快適に生きられるんだ。
ホニュウ類はたいていやわらかい毛が生えています。自分の体をみればわかるね。この毛は体温を維持したり、体を守ったりする役割があるよ。
特徴をまとめるとこんな風になるよ。
まとめ
セキツイ動物は魚類・両生類・ハチュウ類・鳥類・ホニュウ類の5種類に分けられる
卵を産んで子をつくるのを卵生、メスの体内である程度育てるのを胎生という
外の温度によって体温が変化する動物を変温動物、変化が少ない動物を恒温動物という
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