化学反応式の書き方が5分でわかる!【中2化学】

化学反応式の書き方

今回は中学生に絶対にマスターして欲しい「化学反応式」の書き方を学んでいきましょう!

苦手なんだよなぁ

確かに化学反応式は複雑で何から手を付けていいかわからなくて、もう嫌だ!!!!って思う人が多いんですが、1度書き方さえ理解してしまえば、どんな反応でも同じ方法に当てはめて考えるだけで書けるし、中学以降の化学の基礎中の基礎でこれがわからないと何もわからず授業を泣いて過ごすことになるから、今回の学習でしっかりマスターしましょう!!

まず、目標がわからないとどうしようもないので、完成したものをみてみましょう!この式が今回の学習で書けるようになります!

2H₂O → 2H₂ + O₂

ぐわーーーー

待って待ってそんなに拒絶反応起こさないで!

不安になる気持ちはとてもわかります。いきなりこの式を書くのはめちゃくちゃ難しいから、1つ1つ分解して考えていきましょう!!超丁寧に解説するのでよく読めばワンステップずつ理解できます

さっそくいきましょう!

頑張るぞ!

水の電気分解

じゃあ水の電気分解を例に化学反応式が書けることを目標に勉強していきましょう!

前に行った実験だね

はい、水をH型の容器に入れて電圧をかけると2つの気体に電気分解されるっていう実験でしたね。

〈復習〉

水を電気分解した時に発生する2種類の気体は?

う~ん、なんだっけ?

忘れてしまった人はコチラの学習から見直してくださいね♪

ここまで準備したら、ステップごとに分けて化学反応式を書いていきます!

①日本語で式を書く

化学反応式は「反応前の物質名と反応後の物質名」がわかっていないと絶対に書くことができないからここはしっかりと把握しましょう。

式を書く時は最初に日本語で式を書きましょう!

水の電気分解の場合はこうなります。

そうだ、水素と酸素になるんだったね

②それぞれの化学式を書く

日本語の式を書いたら次は化学式で書きましょう!

問題

酸素・水素・水をそれぞれ化学式で書くと?

これは覚えないといけないね

そうです、アルファベットのやつでしたね。一気に覚えるのは難しいので、出てきたら少しずつ覚えていくようにしましょう。

化学式全然覚えてない!!やばい!!って人は化学反応式を書く前に化学式を覚えることから始めましょう♪

①で日本語で書いた物質をそれぞれ化学式にして下に書きます。

化学式が分かれば簡単♪

この時に注意することは分子をつくる物質は分子の状態分子をつくらない物質は原子の状態で書くことです!

化学反応はもちろん普通に存在する状態で物質が反応するので、分子の状態・原子の状態を把握しましょう!

物質は存在する状態で書く!

③モデル図を書く

次のステップは化学式の意味が分かっていれば簡単です。わかりやすくするために化学式の記号をイラストで表すだけです。

例えば水素だったら化学式ではH₂と表記するけど、これはHが2つっていう意味だったね。

これをさっき書いた式の下に続けるとこう!

H₂OはHが2つとOが1つ!

簡単だね!

ここでは数が合っていればOKだからどんな形でも大丈夫!

④反応前後の原子の数を確認

次に反応前後の原子の数を確認しましょう!

なんでそんなことするの?

その理由は「原子のルール」にあります!覚えていますか?

う~ん、なんだっけ?

原子のルールはコレです!

今回ポイントとなるのはルール②の「反応前後で原子の数は変わらない」です。

だから原子の数を数えるんですね!

そういうこと!

水の電気分解のモデルから前後の原子の数を数えるとこうなります

前のOが1つ足りないね

ですね。ってことはこの反応は完璧じゃないってことです。

ほう、まだ操作がいるわけだ

はい、化学反応式をつくるということは、反応前後の原子の数をピッタリにする必要がります

どうやって合わせるの?

それが化学反応式をつくる時の「柱」です!次のステップで考えていきましょう!

化学反応の前後の原子の数を合わせればOK

⑤モデルを追加して前後の数を合わせる

化学反応式をつくる大事なステップが「モデルを追加する」です。

このステップで化学反応の前後で数を合わせてルールを成立させてあげます。

ほうほう

④で原子の数を数えた時に反応前のOが1つ足りないことがわかったから、反応前の式にH₂Oを1つ追加してあげます。

Oを1つじゃだめなの?

いい質問だね!答えはダメです。

なんで?

理由はOの状態で存在する物質が存在しないからです。以前の学習で物質は原子の状態ではなく、分子の状態で存在すると学びましたね。

さて、ここで考えて欲しいですが、「O」という物質ってあったっけ?

Oは原子だった!

そうです!物質は原子の状態では存在しない(例外はある)からこの世に存在しないOだけを追加することはできないんです。

分子の状態で式に追加する!超重要!!

だからH₂Oで追加するんだ!

そういうことです!H₂OにはOが1つ含まれているからH₂Oを1つ追加すればOを1つ増やすことができるんです!

でもそれだとHが2つ余らない?

その通り!H₂Oを追加すると前後の数はこのようになりますね。

今HとOの数はどうですか?

前のHが4個で2個多い!

でもOの数はピッタリだね

そうですね。まだすべての原子数が合ってないから調整を続けましょう!

今は反応後のHが2つ足りない状態だね。ってことは追加するものはなんでしょうか?

H₂!

その通り!Hが2つ足りませんが、Hは原子の状態を表しているので、分子であるH₂の状態で反応後に追加しましょう!

するとこうなります。

両方がピッタリだ!

ですね!

反応前後のどっちもHが4つOが2つという状態をつくることができました!!

ここまでくればステップ⑤は終了です!あとは式にするだけです!

モデルを追加して原子の数が同じになればOK

⑥化学反応式を書く

最後に分子の数を数えて式にすれば完成!

化学反応式はどんな分子が何個反応して、新しくどんな分子が何個できたかを表すものになります。

反応前の分子の数を数えるとH₂Oが2つだから反応前は2H₂Oとなります。イラストで書くとこう。

分子の数は係数みたいに書くんだったね

はい、反応後はH₂が2つとO₂が1つですね。これを書くとこうです。

分子の数を合わせると化学反応式は

2H₂O → 2H₂ + O₂

となります!

やっと完成した!

化学反応式をつくるのは難しいですが、6つのステップを1つずつやっていけば完成できます!

出てくる分子が多いほどモデルの数を合わせるのが大変ですが、練習によってできるようになるのでコツコツ練習していきましょう!

化学反応式の練習!

問題1

マグネシウムを加熱した時の化学反応式は?

じゃあこの化学反応を式にしてみよう!

頑張るぞ!

①~⑥の順番にやっていこう!

まずは日本語の式を書く

マグネシウム + 酸素 → 酸化マグネシウム

次は化学式を使って式を表してみよう!

Mg + O₂ → MgO

ここまでは簡単だね♪

OK!③のモデル図を書くステップに進みましょう!

あとは数を合わせるだけだね!

はい!④で追加するモデルを考えよう

まずは、前後の数を数えましょう。

数えると

反応前 Mg 1つ O 2つ
反応後 Mg 1つ O 1つ

だから数は合っていませんね。

Oの数があってないね

じゃあ原子の数を合わせてみましょう!

これでピッタリだね!

あとはモデルの数を数えて化学反応式を書くだけです!

化学反応式を書くことはできましたか?

モデル図を使うと簡単だね♪

化学反応式は中学校だけじゃなく、高校や大学までず~~~っと使い続けるものです!中学校の内容の中でも難しいものですが、マスターすればこれからの勉強が超楽になるのでしっかり学習しましょう!

化学反応式の例

最後にそのほかの化学反応式も学んでいきましょう!

2年生の化学で最初に行った実験は酸化銀を加熱して熱分解する実験でした!あの実験を化学反応式で表すとこうです!

試験管の中に線香を入れたら激しく燃えたね

カルメ焼きを作った「炭酸水素ナトリウムの加熱」の化学反応式はこうなります。

二酸化炭素が出ているから膨らむんだったね

化学反応式は最初にも言いましたが基礎中の基礎だから今しっかりとマスターしましょうね♪

しっかり学習しよう!

今回のまとめ

化学反応式「何個」「どんな」分子が反応したかを示す
化学反応式は6つのステップで書こう!
高校・大学までずっと使う大切なツール!

中2中2化学
プロフィール
ゆうしろ

私立中・高一貫校の現役理科教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていくのでよろしくお願いします!

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