物質をつくるもの
さて問題です!はりおの体は何からできているでしょうか?
夢と希望とエサ!!
エサだけ惜しい!実際、もし体を半分、また半分って分割していくと一体何が残るでしょうか?
こわっ!!
でも細胞かな?
いいえ、細胞よりももっと細かくすると“原子”というそれ以上分けられない小さな粒にまですることができるんです。
原子は物質をつくる最小の単位
この原子1つの大きさは0.00000001cmで0.0000000000000000000000001gという重さです!
ピンとこない!
大きすぎてわかんないね。1つの原子を1億倍するとやっと1cmになるけど、この1億倍っていうのはは、だいたいリンゴ1個を1億倍すると地球の大きさになるくらいです!
ちなみに、人間でいうと原子が1000兆個あつまって1人ができています。
全然イメージできない、、、
とにかく小さな粒が組み合わさっていろいろな物質が出来ていて、原子がその元になるパーツってことがわかっていればOKです!
宇宙は原子から出来ている!!
今回はこの原子について深く学んでいきましょう!
いろいろな原子
原子ってどんなのがあるの?
原子は17世紀ごろから発見されていき、研究者たちの努力によって現在は118種類もの原子が見つかっています。
そんなにあるの!?
はい、この数の原子というパーツが組み合わさって宇宙にあるすべてのものが構成されているんです。
なんか夢があるね!!
中学校で出てくる有名な原子の例をあげてみるとこんな感じです。118個の中の大切な原子だけピックアップしたからぜひ覚えてね♪
これだけは覚えておこう!
原子の表記
アルファベットで書くの?
そうですね。原子はアルファベットの大文字1文字か、大文字+小文字の2文字で表記されます。
この記号を“元素記号”ともいいます。
この表記の仕方は全世界で同じだから、この書き方なら誰がみてもこの原子だ!ってことがわかるんです。
便利だね!
原子にはそれぞれ異なった性質があるから、組み合わさることで、いろいろな種類の物質をつくることができるってわけです。
118人の個性的な仲間ってことね
これからは元素記号で書いたものを読む機会がめっちゃあるので、最初に頑張って覚えていきましょう!
頑張って覚えるぞ~!
元素記号は大文字1字or大文字1字+小文字1字
原子のルール
たくさんの原子があることがわかったね。
個性があることも!
いろいろな個性があるんだけど、みんなに共通した3つルールがあるからこれを覚えていきましょう!
なんだか難しい、、
1つずつゆっくり理解して行こう!
①(化学反応の時)それ以上分けられない
1つ目のルールは簡単です!原子は小さい粒だから、化学反応によってさらに細かくなることはないよ!ってことです。
一番細かく分けたら原子になるもんね
②(化学反応の時)原子がなくなったり、新しくできたり、他の元素の原子に変わったりしない
これは、少し難しいけど、錬金術って知ってる?
金をつくったりするやつ!
そうです!古代ギリシャの時代から17世紀まで、ただの鉄を金に変えて大儲けしようとしたり、賢者の石をつくろうとしたりと研究を一生懸命やっていましたが、この原子のルール②によって、鉄原子は一生鉄原子のままで金原子にはならないことがわかったため、研究者たちはめっちゃがっかりしたとか。
原子の運命は決まっているってことね
はい、別の原子に変わんないってルールがあるからず~~~っとそのままってことを理解しときましょう!
また、100の原子が化学反応して80個になったり、120個になったりすることはないってことです!
どういうこと?
リンゴ10個とみかん10個を混ぜてジュースにしても中身のジュースの量はもともとのリンゴ10個+みかん10個と同じだよってことです。
そのジュース美味しいのか、、、
③原子の質量は種類によって決まっている
最後に原子にはそれぞれ重さがあるってことを知っておきましょう。一番軽いのは水素(H)で次がヘリウム(He)って感じです。
重さも個性ってことだね♪
はい、原子の重さは周期表で知ることができます。周期表も深く学ぶと楽しいからコチラも読んで見てください♪
物質をつくる最小の単位は原子
元素記号は大文字1字or大文字1字+小文字1字で書く
原子には3つのルールがある
今回のまとめクイズ!
次の学習も一緒に頑張ろうね!
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