震度とマグニチュードの違いはなんだろう?

地震の情報をみてみよう

2011年の福島で起きた東日本大震災は、多くの人や建物に甚大な被害を与えました。
そんな超巨大地震の地震情報を見てみましょう。
【地震情報】
発生時刻:2011年3月11日 14時46分ごろ
震源地:三陸沖
最大震度:震度7
マグニチュード:M9.0
深さ:約24㎞
といった情報が書かれています。難しい用語が多そうですが、この情報からいろいろなことがわかります。
それぞれの用語について詳しく知っていきましょう!

地震の波は同心円状に伝わる

地震によって地面が揺れるのは当然地面が振動しているからです。ある場所(震源)で岩盤が崩れて振動が起こってそれが伝わります。
地震によってどんな影響・被害が起こる? – ハリネズミ好き中学教師の理科講座
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上のイラストのように震源で起きた波は同心円状に伝わっていきます。なだらかな水面に水滴を落とした時のようですね。
大体地震の大きな揺れの波は秒速3~4㎞位の速さで伝わってきます。
その揺れの波によって「どのくらい揺れたか」のことを震度といいます。
震度は震源から遠い場所ほど小さくなります。波が伝わってくるまでに揺れが小さくなるからですね。基本的に震源との距離で震度が大体決まりますが、震度は、地面がどのくらい揺れたかで決まるので、「地盤の強度」も関係してきます。例えば、震源からの距離が同じでも、地盤がゆるく揺れやすい土地では震度が大きくなるというわけです。

震度は10段階で表される

最大の震度がいくつか知っていますか?
震度は地震計の揺れの揺れ幅で決まっています。震度の最大は7と決まっています。東日本大震災では最大の震度が出ているということですね。
震度の大きさと揺れについてみていきましょう。

震度 揺れの大きさ
揺れを感じない
揺れを感じる人もいる
静かにしている人が気が付く
屋内のほとんどの人が揺れを感じる
ほとんどの人が気づき、不安定なものが揺れる
5弱 恐怖を感じるほどの揺れで、棚にあるものが倒れる
5強 ものにつかまらないと歩けない。固定していない家具が倒れる
6弱 立てなくなり、窓ガラスなどが壊れ始める。建物が傾いたり、崩れる
6強 這わないと動けなくなり、固定していない家具がほとんど倒れ、地割れなどが起きる
木造のものだけでなく、鉄筋コンクリート造りの建物も崩れる。

というように10段階で震度は表されます。5と6が弱・強の2種類に分けられているのは、昔に5や6を地震計の揺れによって定義したのに、同じ震度5でも揺れの大きさの差が大きくなってしまったので、ヤベッ、弱・強を作って区別しよう!という感じで分類わけがつくられました。

マグニチュードとは何か

マグニチュードは地震のエネルギーそのものを表しています。震度は各地点で、揺れの大きさによって決まるのに対して、マグニチュードは震源でどのくらいのエネルギーのが生み出されたのかで決まるので、1回の地震でマグニチュードは1つです。震度は場所ごとにたくさんあります。
現在マグニチュードの最大値はチリ地震のM9.5です。
マグニチュードは数が1つ上がるとエネルギーの大きさは32倍になります。つまり2つ上がると32×32でおよそ1000倍になります。M6.0とM8.0を比べるとM8.0のほうが1000倍エネルギーが大きいんですね。
マグニチュードが大きいほど震度が大きいかというと、震源の深さや地盤なので変わるので一概にそうとは言えないというわけです。
遠くで起きた大爆発よりも目の前の机を叩いたほうが被害が大きいというイメージですね。

まとめ

震度は揺れの大きさを表していて、10段階で示される震源との距離や地盤の硬さなどで変わる
マグニチュードは地震の持つエネルギーを示していて、数字が1つ上がるとエネルギーは32倍になる

中1地学
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プロフィール
ゆうしろ

公立中学校の現役教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
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