分子のできかたと分子をつくらない物質

原子の組み合わせで性質の違う分子ができる!

すべての物質は原子からできています。地球上にはたくさんの物質が存在しています。しかし、原子の数は118個(現在の見つかっている数)しかありません。

なぜ118個の原子でたくさんの物質をつくることができるのか?

それは、原子の組み合わせを変えて分子というものを作っているからです。日本語も51音しかありませんが、組み合わせることで、無限の文章をつくることができますよね。

51音が文章をつくるパーツである原子で、完成した文章が分子というイメージです。

 

例えば、気体の酸素は酸素の原子が1つだけで存在しているわけではなく、酸素が2つくっついて存在しています。この酸素原子が2つくっついた状態が酸素分子(O₂)です。ちなみに、酸素原子が3つくっつくとオゾン分子(O₃)になります。

その他にも、炭素原子1つと酸素原子2つがくっつくと二酸化炭素(CO₂)になります。

このように、原子の数や組み合わせが変わると全く別の性質をもつ物質になります

分子の表記方法

原子の表記はアルファベットで表しました。分子の表記も学んでいきましょう。

分子は原子がいくつか集まってできているので、表記のポイントは何の原子が何個くっついて分子をつくっているのかわかることです。

二酸化炭素分子は炭素原子1個と酸素原子2個からできるので、CO₂と表記します。1個だけの分子は数字を書かず、2つ以上ある原子は右下に原子の数を書きます

二酸化炭素分子が2つあることはCO₂と表記します。これはCO₂が2つという意味です。下のイラストがわかりやすいですね。

分子をつくらない物質

物質は原子が集まってできています。しかし、上で説明した分子をつくる物質と、分子をつくらない物質の2種類が存在します

例えば、コップの中の水は、水分子(H₂O)がたくさん集まっています。しかし、金属などは分子をつくりません

分子をつくる物質は、O₂(酸素)、H₂O(水)のようにくっついた分子がたくさん集まってできていますが、一方、分子をつくらない物質は特定の原子同士がくっついてるわけではなくAg(銀)、NaCl(塩化ナトリウム)のように周りの多くの原子とくっついています

ちなみに、分子をつくらない物質は、一つ一つの原子が隣の原子とくっついているため、くっつく力が強いです。そのため、金属などは結びつきが強く、融点・沸点が高くなります。

単体と化合物

分子をO₂、H₂O、C、NaClのように表記したものを化学式といいます。分子をつくらない物質も原子の記号を化学式として表記します。

物質は化学式で表せます。例えば、酸素の気体は酸素分子(O₂)がたくさん集まっています。つまり、酸素の気体は酸素の原子だけでできています。このように、1種類の原子だけから成る物質を単体といいます。

一方、2種類以上の原子からなる水分子(H₂O)などの物質を化合物といいます。2種類以上の物質が混じった混合物と間違えやすいので注意!

 

中学で習う基本的な化学式を紹介します。ぜひ覚えてみてください!

水素 H₂ 酸素 O₂ 窒素 N₂
塩素 Cl₂ 炭素 C Ag
酸化銀 Ag₂O 酸化銅 CuO 酸化マグネシウム MgO
炭酸水素ナトリウム NaHCO₃ 炭酸ナトリウム Na₂CO₃

H₂O

二酸化炭素 CO₂ 硫化鉄 FeS アンモニア NH₃

まとめ

分子は原子の組み合わせでできている

分子をつくる物質とつくらない物質がある

1種類の原子からなる物質を単体2種類以上の原子からなる物質を化合物という

中2化学
スポンサーリンク
プロフィール
ゆうしろ

公立中学校の現役教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていきます!

ゆうしろをフォローする
シェアする
理科の授業をふりかえる

コメント