赤ワインを蒸留してエタノールを取り出そう!

エタノールの性質を知ろう!

お酒の中にはエタノールが入っています。お酒に書いてあるアルコール度数8%とは中身の8%がエタノールということです。アルコール度数が高いほどエタノールが多く含まれていて酔いやすいです。アルコール=エタノールと思ってくれればOKです。

エタノールは他にも、消毒液や油性ペンの文字を消すのにも使えます。

 

蒸留をしよう!

今回は赤ワインからエタノールを取り出す方法を説明していきます。

エタノールの沸点(気体に変わる温度)は78℃で水の沸点の100℃よりも低いです。

つまり、例えば、90℃の時はエタノールは気体の状態で、水は液体の状態になり、2つの成分を分けることができます。

沸点についてはコチラ

このように沸点の差を利用して混合物から成分を分離する方法を蒸留といいます。

以下の装置を組み立てて蒸留をします。

この実験では、温度をゆるやかに上げていかないと水も気体の状態変化して分離できなくなってしまうので、ガスバーナーの火を弱めにしましょう。

赤ワインを加熱して、成分を気体にした後右側の試験管の中で冷やして液体に戻すことで、取り出します。

加熱を続けると集められる液体の成分が変わってくるはずなので、1mlほど試験管に集めたら次の試験管に付け替えます。このようにして試験管3本にそれぞれ液体を集めます。

集められた液体の成分が試験管ごとに違えば、実験は成功です。確かめてみましょう。

 

エタノールの成分を確認しよう

蒸留によって集められた3本の試験管を比較してみましょう。

3本とも無色透明の液体が集められていますが、最初に集めた試験管は、特有のにおい(エタノールのにおい)がします。

逆に最後に集めた試験管の液体はにおいがほとんどしません。

 

におい以外にもエタノールを確かめる方法として、

・脱脂綿に液体を付けて火をつける⇒火がつけばエタノール

・手に液体を付ける⇒手がスースーすればエタノール

・ガラスに書いた油性ペンの文字が消えればエタノール

というような確認方法があります。

 

このように確認すると最初の試験管にはエタノールが集まっていて、最後の試験管には水が集められていることがわかります。

沸点が低いエタノールが先に気体になって集められ、沸点の高い水が後から集められたことがわかりますね。

 

この蒸留によって、アルコール度数の高いお酒を作ったり、石油を灯油・軽油・ガソリン・重油に分けたりと身の回りでもたくさん利用されています。

 

まとめ

沸点の差を利用して混合物から成分を分離することを蒸留という

赤ワインを蒸留をすると、沸点の低いエタノールが先に集められる

エタノールを確認するためには、火を付けたり、手に付けてみるといい

中1化学
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プロフィール
ゆうしろ

公立中学校の現役教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
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