「風化&侵食」と「運搬&堆積」を解説!れき・砂・泥の順番を完全理解!

今回の学習で学ぶこと
  • 風化→侵食→運搬→堆積のそれぞれのはたらきがわかる!
  • 「V字谷」「扇状地」「三角州」の特徴を解説!

「雨だれ石を穿(うが)つ」ってことわざ知ってる?

全然知らないよ!?

「地道な努力を続れば大きなことができる」って意味です

雨だれは「雨のしずく」のことです。穿つ=貫くという意味。つまり、ポタポタと落ちる雨のしずくが石に当たって、いずれは石をも砕く(コツコツと努力すれば大きなことができる!ということわざです。

本当にそんなことできるの?

例えばグランドキャニオンは雨によってできたとされています!

こんなに大きいのが!?

水の力はすごいんです!
今回は「運搬」について学習していきましょう!

それじゃあ授業スタート!

目次

地形はどのように変わる?

どうやって水だけで地形を変えられるの?

風化→侵食→運搬→堆積 の順で進んでいきます

地形が変わる仕組み
変化
① 風化(ふうか)

岩石が雨・風・温度変化などで、その場でボロボロになること。

大きな岩が、だんだん小さく砕けていきます。

変化
② 侵食(しんしょく)

風化してできたくず(岩や土)を、川・風・波がけずってはがすこと。

変化
③ 運搬(うんぱん)

侵食されたもの(れき・すな・どろなど)を、川の流れや風が運ぶこと。
流れが強い場所では遠くまで運ばれます。

変化
④ 堆積(たいせき)

運ばれてきたものが、流れが弱くなった場所にたまること。
これが、扇状地や三角州などの地形をつくります。

削れて運ばれるって流れだね

そうですね!詳しくみていきましょう!

地形を削る「風化」と「侵食」

風化と侵食はどちらも山や大地を削るはたらきをします

風化とは

昔人気だったお笑い芸人が懐かしくなるのは?

それも風化だけどね。。。

風化はカンタンに言うと岩石が壊れて小さくなること!

風化は雨・風・太陽の熱や寒さでポロポロとくずれていくことです。

外に置いた物はすぐボロボロになるもんね

雨や風の力はすごいってことだね

山にある岩は、長い時間をかけてボロボロと崩れていきます。

砕けた岩に植物の猫が入り込んで割れることもあります

風化はその場で岩がボロボロになること

侵食とは

侵食はカンタンに言うと風化したものや地面が削られて運ばれること!

雨が降って柔らかくなった土を川が流して削り取ったり、風が小さな砂や土が飛ばすことを侵食といいます

侵食は「削って運ぶ」

削っていくばっかりだと世界から岩がなくならない?

地面の底で固まられたりしているからその心配はないよ!

\岩ができる仕組みについては次の授業で解説しています♪/

風化してから侵食されて運ばれるってわけ♪

まず、風化によって岩がボロボロになって崩れる。

次に、侵食によってその崩れたものが削られて運ばれていくことによって、山や大地の形が少しずつ変わっていくんですね!

「運搬」と「堆積」

削られたものがどうなるかを学んでいきましょう!

川の上流の山のほうでは、岩石がすこしづつ削られています。そして削られた岩石は小さな土砂として、流れる水によって運ばれます。

運搬とは、侵食された土・石・泥などを水&風などの自然の力で運ぶこと

そして運ばれた土砂は、川の下流や海に積もっていきますこのことを堆積(たいせき)といいます。

堆積とは、運ばれてきた土や石が流れが弱くなった場所でたまること

このようにして、土砂が海に堆積すると、下のように粒の大きさによって違う場所に積もっていきます。

粒の大きさによって流される場所が違うんだね!

そうです!粒が小さいものほど遠くに運ばれます!

粒の大きさと名前

土砂は粒の大きさによって名前が違います。

粒の大きさが2mmよりも大きい土砂をれき

2mm~0.06mmの土砂を

0.06mm以下の土砂をといいます。

2mmというと案外大きいです。

粒が大きいほど重く、水によって遠くに運ばれにくく、粒が小さいほど水中に漂う時間が長く、遠くまで運ばれます。

そのため、上の図のように層になって積もります。これが地層になっていくわけですね。

重い(大きい)粒ほど陸地付近に堆積することを理解しておこう♪

3つの地形

これらのはたらきでできる3つの地形の名前は覚えておきましょう!

風や水の働きによって変わった地形には名前がついているものがあります。

今回は「V字谷」「扇状地」「三角州」を紹介します!

地理の授業でも聞いたことある!

V字谷

川が山の中をけずってできるVの字の谷

  • 川の流れが強く、下に深くけずられる
  • 上から見ると細くて深い谷
  • 山間部(さんかんぶ)に多く見られる
扇状地

山から平地に出た川がつくる扇形の地形

  • 川が山を下りきったふもとにできる
  • 流れがよわくなって、石や砂をその場に落としていく
  • 水はけがよいので、果樹園や畑に向いている
扇状地

川が海や湖に流れこむ場所にできる三角形の地形

  • 川の出口(河口)にできる
  • 流れがゆるやかになり、細かい泥や砂がたまる
  • 栄養が多く、稲作(水田)に向いている

できる場所は覚えておくと社会の授業でも役立つね♪

  • V字谷:山の中、細くて深い谷
  • 扇状地:山のふもとに広がる扇のような土のかたまり
  • 三角州:川の出口に広がる三角形の平地

まとめ

今回のまとめ
  • 風化→侵食→運搬→堆積の順で地形は変えられる
  • 風化は雨・風・太陽の熱や寒さでポロポロとくずれていくこと
  • 侵食は川が土を流して削り取ったり、風が小さな砂や土を飛ばすこと
  • 運搬された土砂は陸地側から「れき」「砂」「泥」の順で堆積する
  • これらのはたらきによって「V字谷」「扇状地」「三角州」が生まれる

今回のまとめクイズ!

風化の説明として正しいものは?
風化の説明として正しいものは?
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次の学習も一緒に頑張ろうね!

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