「震源」「震央」って何?地震の用語と影響&被害を覚えよう!【中1地学】

今回の学習で学ぶこと
  • 地震の「震源」「震央」「震源域」が理解できる
  • 地震によって起こる「津波」「液状化」「隆起」「沈降」がわかる

地震が日本で1日に何回起きてるか知ってる?

月1くらいじゃない?

正解は1日「3〜4回」です!

補足情報

気象庁のデータによると、日本周辺で観測される有感地震(人が感じる揺れ)は、年間で約1,500回〜2,000回程度。
これを1日あたりに換算すると、1日あたり 約3〜5回 の有感地震が発生している計算になります。

これはあくまで「人が揺れを感じた」地震の数です。
実際には、もっと小さな地震(無感地震)も含めると、1日に100回以上の地震が発生している日もある

日本で地震が多い理由

日本は火山、地震が世界でトップクラスに多い国です。理由は日本がユーラシア、北アメリカ、太平洋、フィリピン海の4つのプレートに乗っているため、プレートの境界がとても多いからです。

日本はこのように4つのプレートの境目に乗っています。

そのため地震が起こりやすいんですね!

日本は地震の数は世界で2番目に多いです!ちなみに、1位はインドネシアです。

都道府県別では、茨城県がトップになる年が多いです。大変ですね

\プレートについてはコチラで解説しています♪/

そんなに多いの!?

地震の多い日本だから地震についてや起こる災害についてしっかり勉強しておこう!

それじゃあ授業スタート!

目次

地震の用語を覚えよう!

まずは地震の用語を覚えましょう!

地震の用語

震源・・・地下の岩盤の破壊が起きた点

震央・・・地表にある震源の真上の点

震源域・・地震によって岩盤が破壊された領域(巨大地震ほどその範囲は大きい)

震源の深さは数㎞の地震から数100㎞のもの地震までさまざまあります。

震源が浅いほど、地上までの距離が近いので、地震の波が弱まらずに伝わってくるので、大きな影響が出やすいです。東日本大震災の震源の深さは24㎞とかなり浅いこともあり、多大な被害が出てしまいました。

東日本大震災の震源域は南北500㎞、東西200㎞というとても広範囲の岩盤が破壊されました。引き起こされた被害は、死者・行方不明者が2.5万人超、家屋の倒壊や産業の損失での被害額は20兆円にも上るそうです。このことからも巨大な地震だったこともわかりますね。

地震によって起こる被害

次は地震によって起こる被害をみてみましょう!
これは2024年の能登半島の地震の被害写真です

能登半島から2ヶ月後の建物

めちゃくちゃに壊れてる!

地震による被害はいくつかあります

地震によって起こる被害

津波・・・海底で起こる地震が引き起こす大きな波

液状化・・振動によって、地面の砂が地下水と混じって地面が液体状になる現象。

隆起・・・地震によって、地盤が盛り上がること。

沈降・・・地震によって、地盤が沈むこと

津波

津波とは

海の底で地震が起きると、海底が急に動くことで、大きな水の動き(波)が発生します。

この波が海岸に向かって進んでくるのが「津波」です

・普通の波とは違い、速くて大きい

・1回だけでなく何回も押し寄せることがある

海の水が急に引いたあとに大きな波が来ることもある

東日本大震災の津波の高さは16mにもなりました。恐ろしいですね。津波の被害が1番出るのは水が陸に襲い掛かる時ではなく、陸に上がった水が海に戻る時に、建物などを巻き込むことによって大きな被害が出ます。ちなみに、波の高さは水深によるので、海の上では、被害がありません!

例:2011年 東日本大震災(M9.0)→ 三陸沿岸で大きな津波被害が発生

地震がおさまったら津波の心配があるかを調べましょう!

自分の家が危険な場所なのかも調べておくと安心だね♪

液状化

液状化とは

地震のゆれによって、地中の砂と水が混ざり合い、地面がドロドロになる現象です。

まるで地面が液体のようになるので「液状化」といいます。

海の近くや埋立地で起こりやすいです。

起こると地面が沈んだり、家が傾いてしまいます。

隆起&沈降

隆起とは

地震によって、地面がもち上がる現象
海の底が上がって陸地になることもあります。

▶ 例:能登半島地震(2024年)では、海岸が数m隆起した場所も!

沈降とは

地震によって、地面が沈みこむ現象

▶ 起きるとどうなる?

海水が流れ込んでくる

陸地だったところが水に沈む

これ以外にも、地震によって火災や土砂崩れ、建物の倒壊などの大きな影響が起こります。

地震の備えをしておこう

南海トラフを始め日本は地震が多い国だからできる備えはしておこう!

地震に備えてやっておくといいこと

・避難場所の確認

・家具の固定や安全な場所の把握

・非常持ち出し袋を準備

・家族と連絡手段・集合場所を決めておく

3日分の水と食料を確保しておくことや手回しラジオの用意をしておくといいかもしれませんね。

まとめ

今回のまとめ
  • 「震源」は岩盤の破壊が起きた点
  • 「震央」は震源の真上の地表
  • 地震によって「津波」「液状化」「隆起」「沈降」などが起こる

今回のまとめクイズ!

「地中の砂と水が混ざり合い地面がドロドロになる現象」この現象は次のうちどれ?
「地中の砂と水が混ざり合い地面がドロドロになる現象」この現象は次のうちどれ?
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次の学習も一緒に頑張ろうね!

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