- 地震の計算問題がスラスラ解けるようになる!
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今回は地震の問題2問にチャレンジしていきます!










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めちゃくちゃ難しそう、、、
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中1の内容ではかなり難しい部類になります!
でも今回の授業を読めばどんな問題も解けるようになります!
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よし!頑張ろう!
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それじゃあ授業スタート!
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この授業はYoutubeでも解説しています!
Youtubeの方が音声があってわかりやすいので、動画が見れる環境の方はこちらの方がおすすめです!
グラフから読み取る問題
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最初はこの問題からチャレンジしましょう!






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グラフをヒントに解いていこう!
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地震の問題は「図を描く」とわかりやすくなります!
図から読み取ろう!
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最初に2種類の波を復習しましょう!
地震の揺れは2種類あります!
- 「初期微動」・・最初に伝わるP波によって生み出される小さな揺れ
- 「主要動」・・・後から伝わるS波によって生み出される大きな揺れ
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P波とS波があるんだったね!
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P波とS波の違いをイラストで示すとこう!
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詳しいことはこちらの学習で解説しています!
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P波が速いことが重要だったね!
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そうです!P波は先に到達する初期微動を起こす波でした!
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それを踏まえてグラフを読んでみましょう!
P波の到着時間に赤い点を打ってわかりやすくしてみました。


S波の到着時刻も同じように青い点を打ってみます。


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どの地点でもP波が先について後からS波がつくね
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グラフを読み取って、時刻を記入します


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ここから問題文を読みながら答えていきましょう!


Q1. 地点Bに初期微動が到達した時刻はいつか?
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最初の問題はグラフを読み取るだけで聞くことができますね♪


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地点Bに初期微動(P波)が到達した時刻を読み取ればいいから、答えは9時10分40秒になります!
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簡単だね♪
Q2. この地震の発生時刻はいつか?
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次に地震の発生時刻について考えていきましょう
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さっきのグラフを見て気がつくことありませんか?


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赤い点と青い点が直線上に並んでいるね!
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その通り!これには意味があります!
地震の波は震源から同時にスタートして、どこかの地点に到着します。
スタート地点は震源で一緒だけれども、P波の方が足が速いので到着するのが早いです。 P波やS波が進むスピードはほとんど一定なので、震源からの距離とそれぞれの到着時間は比例します!
だから赤い点と青い点を結ぶと直線になります。


どの地点でもP波はS波よりも早く到着しますが、震源の場合は話が違います!
P波もS波も同じ震源と言う出発地点から出発しているので、 赤い点と青い点を結んでいくと震源(0kmの地点)で交わります。
この線を書くことで、地震の発生時刻(震源0km)を求めることができます!


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線を書くだけで求められるんだね♪
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そうですね!簡単です!
ってことで、グラフから2つの直線が0kmで交わっている場所の時刻を読むと、9時10分20秒なので、この時刻が地震の発生時刻だとわかります!
Q3. 地点Cの初期微動継続時間は何秒か?
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次は初期微動継続時間を求めていきましょう!
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初期微動継続時間ってなんだっけ?
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初期微動継続時間はP波が来てからS波が来るまでの時間です!
初期微動を起こすP波が到着してから主要動を起こすS波が到着するまでの時間の事
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グラフを見れば1発です!
初期微動継続時間はP波が来てからS波が来るまでの時間だから、グラフで表した紫色の部分が初期微動継続時間になります。


初期微動継続時間は震源からの距離と比例します!理由は、それぞれの波の到達するまでに、かかる時間は、震源からの距離に比例するからです
ってことで、地点Cでの初期微動を継続時間はグラフから読み取って30秒とわかります!
Q4. P波の速さは何km/sか?
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これから少し難しいP波とS波の速さについて考えていきましょう!
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速さの公式は覚えていますか?
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距離÷時間だよね!
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その通り!式を使って考えてみましょう!
どこでもいいんだけど、P波が進んだ距離と時間を求めることができればP波の速さを計算することができます。
今回は、地点Aから地点BまでP波が進んだときの2点の距離と到達するのにかかった時間を考えてみましょう。


地点A(80km)から地点B(160km)までの距離は80km
この距離をP波は9時10分30秒に出発して9時10分40秒に到着しているから10秒で進むことができる
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この情報から距離÷時間を計算すればOK!
計算すると80km÷10s=8km/sになります!


ってことでQ4のP波の速さは8km/sとわかりますね♪
Q5. S波の速さは何km/sか?
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S波も同じように計算すればいいね!
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同じように地点A〜地点Bで考えてみましょう!


地点A(80km)から地点B(160km)までの距離は80km
この距離をS波は9時10分40秒に出発して9時11分00秒に到着しているから20秒で進むことができる
同じように計算すると80km÷20s=4km/sになります!


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図を書いて1つ1つ細かく分解して考えていきましょう!
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一気に考えると難しいけど、1つずつ考えるとわかりやすいね♪
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次の少し難しい問題にチャレンジしてみましょう!
ハイレベル問題にチャレンジ!
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問題はこれ!




イラストで状況を整理だ!
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まずは状況を整理することから!
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イラストで書くんだったね!


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震源と地点A〜Cの関係はこう書けるね!


震源からP波とS波が同時に出発して地点A〜Cに到着するから、わかりやすく線を引いておきましょう!


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準備が出来たから実際の数字を入れていこう!
問題文から読み取れることを図の中に入れていきます。


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問題文に初期微動や主要動の到着時間が書いてあるので図に入れます
地点Aは初期微動(P波)が7時20分13秒から、主要動(S波)は7時20分20秒から始まっていることと、地点は初期微動(P波)が7時20分21秒から始まっていることを図の中に記入します。


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ここまで出来たら問題を解いていきましょう!
問題を解いていこう!


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図を使って攻略していこう!
Q1. P波の速さは何km/sか?
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まず最初はP波の速さを求める問題です!
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速さは「距離÷時間」で計算するんだったね!
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今回の場合の「距離」と「時間」をみてみましょう!
P波の情報が地点A・Bに書いてあるから、地点AB間の距離と時間から速さを求めてみましょう!
地点A(60km)〜地点B(120km)の間の距離は60km
地点AにP波が到着したのが7時20分13秒で地点Bに到着したのが7時20分21秒だから、地点AB間を8秒で移動したことになります。


距離÷時間で速さを計算できるから
60km÷8s=7.5km/s


ってことでP波の速さは7.5km/sとわかります!
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1つ1つ考えるのが大切だね!
Q2. この地震の発生時刻はいつか?
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次に地震の発生時刻を求めてみましょう!


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Q1でP波は60kmを8秒で進むことを確認しました
これを使って考えてみましょう!
P波は60kmを8秒で進むから、地点AからBまでを8秒で進んだけど、震源から地点Aまでの60kmも同じように8秒で進むことができます。
だから、地点AにP波が到着した7時20分13秒の8秒前にP波は震源を出発したことになります!


震源からP波が出発した時刻=地震の発生時刻ってことだからこの地震の発生時刻は7時20分5秒になります!
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S波も同じ7時20分5秒に出発しているんだね
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そうです!地震の発生と同時にP波もS波が一緒に震源を出発します!
この情報を使って次の問題を解いていこう!
Q3. S波の速さは何km/sか?
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さっきの地震の発生時刻を使ってS波の速さを計算しよう!
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速さは「距離÷時間」!!
さっきの情報を表に書き込むと




Q4. 地点Cに主要動が到達したのはいつか?
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Q5. 地点Bの初期微動継続時間は何秒か?
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まとめ
今回のまとめクイズ!
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次の学習も一緒に頑張ろうね!
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今回の授業は18時間目!
- 1時間目 噴火で出てくる”火山噴出物”を紹介!
- 2時間目 マグマのねばりけで変わる火山の種類!
- 3時間目 冷える時間でかわる「火成岩」を分類しよう!
- 4時間目 6つの有色鉱物&無色鉱物を覚えよう!
- 5時間目 斑状組織&等粒状組織の違いを解説!
- 6時間目 流れる水による土砂の堆積
- 7時間目 泥岩・砂岩・れき岩は大きさで決まる!
- 8時間目 6つの堆積岩の名前を語呂合わせ!(流紋岩・安山岩)
- 9時間目 示準化石&示相化石ってどんなもの?
- 10時間目 示準化石の紹介
- 11時間目 示相化石の紹介
- 12時間目 日本が乗る4つのプレート
- 13時間目 地震で起こる4つの現象!
- 14時間目 震度とマグニチュードって何が違うの?
- 15時間目 地震計の仕組みを解説!
- 16時間目 P波とS波の揺れ方の違いってなんだろう!?
- 17時間目 地震計が揺れを感知する仕組みを解説!
- 18時間目 地震の到達時間の計算方法をわかりやすく教えます!
- 19時間目 ボーリング調査って何?
- 20時間目 柱状図から地層の傾きを考えよう!
- 21時間目 断層の種類&でき方!
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