- 「震度」と「マグニチュード」の違いがわかる!
- 震度は10段階で表されて揺れの大きさを示す
- マグニチュードは地震そのものの大きさを示し、単位はMで1大きくなるとエネルギーは約32倍になる
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日本ってたくさん地震があって大変だね!
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日本は世界でもっとも地震が多いから大変だよ
地震のニュースではいろいろな情報を教えてくれますね!
日本で起きた震度7の地震
地震:令和6年能登半島地震
発生時刻:2024年01月01日 16時10分ごろ
震源地:石川県能登地方
最大震度:震度7
マグニチュード:M7.6
深さ:16km
地震:東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)
発生時刻:2011年03月11日 14時46分ごろ
震源地:三陸沖
最大震度:震度7
マグニチュード:M9.0
深さ:約24km
地震:熊本地震(本震)
発生時刻:2016年04月16日 01時25分ごろ
震源地:熊本県熊本地方
最大震度:震度7
マグニチュード:M7.3
深さ:約12km
地震:阪神・淡路大震災
発生時刻:1995年01月17日 05時46分ごろ
震源地:兵庫県南部
最大震度:震度7
マグニチュード:M7.3
深さ:約16km
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ニュースでよく見るけど、震度とマグニチュードの違いって何?
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それ結構わかりにくいよね!
じゃあ今回は「震度」と「マグニチュード」に違いを解説するよ!
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それじゃあ授業スタート!
震度とマグニチュードの違いは?
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わかりにくい2つを解説するよ!
マグニチュード→地震そのもののエネルギーの大きさ
震度→実際にどのくらい地面が揺れたか
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つまり、、、どういうこと?
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マグニチュードは爆弾のパワー
震度はどのくらい被害があったか(遠くなら少ない)
ってイメージしてみましょう!
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マグニチュードは距離に関係なくて1つ
震度は距離によって違うってことだね
マグニチュード(M)はそもそものエネルギーの大きさを示すので、1つの地震につき1つの値しかありません。
例えば、能登半島の地震であれば、マグニチュード(M)7.6といった具合です。
一方、震度のほうは場所によって違います。
石川県では震度7だったとしても、 遠く離れた東京では、震度3のように場所によって変わります。
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マグニチュードと震度について詳しく見てみましょう!
マグニチュードは数字で示す
マグニチュードは地震のエネルギーそのものを表しています。震度は各地点で、揺れの大きさによって決まるのに対して、マグニチュードは震源でどのくらいのエネルギーのが生み出されたのかで決まるので、1回の地震でマグニチュードは1つです。
マグニチュードは「地震そのものがどれだけ大きかったか」を示し単位はMで表す
マグニチュードは数が1つ上がるとエネルギーの大きさは約32倍になる。
つまり2つ上がると32×32で1000倍になります。
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数字が1違うだけで32倍も違うんだ!
M6.0とM8.0を比べるとM8.0のほうが1000倍エネルギーが大きいってこと
マグニチュードが大きいほど震度が大きいかというと、震源の深さや地盤なので変わるので一概にそうとは言えないというわけです。
震度は10段階で示す
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震度は10段階で表します
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最大って7
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うん!最大は7だけどこの10段階で示します!

震度 | 揺れの大きさ |
---|---|
0 | 揺れを感じない |
1 | 揺れを感じる人もいる |
2 | 静かにしている人が気が付く |
3 | 屋内のほとんどの人が揺れを感じる |
4 | ほとんどの人が気づき、不安定なものが揺れる |
5弱 | 恐怖を感じるほどの揺れで、棚にあるものが倒れる |
5強 | ものにつかまらないと歩けない。固定していない家具が倒れる |
6弱 | 立てなくなり、窓ガラスなどが壊れ始める。建物が傾いたり、崩れる |
6強 | 這わないと動けなくなり、固定していない家具がほとんど倒れ、地割れなどが起きる |
7 | 木造のものだけでなく、鉄筋コンクリート造りの建物も崩れる。 |
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0もあるのか!
震度は実際にある場所で、どれだけ強く揺れたかを示す
日本では気象庁が「震度0〜7」までの10段階で決めている
震度の大きさは「地震計」を使って測定しています。地震大国の日本では3400箇所以上に設置されているので、緊急地震速報を出したり、防災に役立てたりしています。
\地震計についてはコチラで解説しています♪/

\緊急地震速報についてはコチラで解説しています♪/

地震の波は同心円状に伝わる
地震によって地面が揺れるのは当然地面が振動しているからです。ある場所(震源)で岩盤が崩れて振動が起こってそれが伝わります。

上のイラストのように震源で起きた波は同心円状に伝わっていきます。なだらかな水面に水滴を落とした時のようですね。
大体地震の大きな揺れの波は秒速3~4㎞位の速さで伝わってきます。
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距離が遠くなれば当然震度も小さくなるってことだね
基本的に震源との距離で震度が大体決まりますが、震度は地面がどのくらい揺れたかで決まるので、「地盤の強度」も関係してきます。
例えば、震源からの距離が同じでも、地盤がゆるく揺れやすい土地では震度が大きくなるというわけです。
まとめ
- 「震度」と「マグニチュード」の違いがわかる!
- 震度は10段階で表されて揺れの大きさを示す
- マグニチュードは地震そのものの大きさを示し、単位はMで1大きくなるとエネルギーは約32倍になる
今回のまとめクイズ!
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次の学習も一緒に頑張ろうね!


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この授業は14時間目!
- 1時間目 噴火で出てくる”火山噴出物”を紹介!
- 2時間目 マグマのねばりけで変わる火山の種類!
- 3時間目 冷える時間でかわる「火成岩」を分類しよう!
- 4時間目 6つの有色鉱物&無色鉱物を覚えよう!
- 5時間目 斑状組織&等粒状組織の違いを解説!
- 6時間目 流れる水による土砂の堆積
- 7時間目 泥岩・砂岩・れき岩は大きさで決まる!
- 8時間目 6つの堆積岩の名前&特徴
- 9時間目 示準化石&示相化石ってどんなもの?
- 10時間目 示準化石の紹介
- 11時間目 示相化石の紹介
- 12時間目 日本が乗る4つのプレート
- 13時間目 地震で起こる4つの現象!
- 14時間目 震度とマグニチュードって何が違うの?
- 15時間目 地震計の仕組みを解説!
- 16時間目 P波とS波の揺れ方の違いってなんだろう!?
- 17時間目 緊急地震速報ってどんな仕組み?
- 18時間目 地震の到達時間の計算方法をわかりやすく教えます!
- 19時間目 ボーリング調査って何?
- 20時間目 柱状図から地層の傾きを考えよう!
- 21時間目 断層の種類&でき方!
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