泥岩・砂岩・れき岩の違いをわかりやすく解説!ポイントは粒の大きさ!

今回の学習で学ぶこと
  • 土砂が固まってできた岩石を「堆積岩という
  • 粒の大きい順に「れき岩」>「砂岩」>「泥岩」

かっこいい石を見つけた!

これは「泥岩」だね

泥からできたの??

そうだよ!泥が固められてできた岩だから「泥岩」っているんだ

泥なのに固まっちゃうなんてすごい!

それだけじゃなくておそらくここは海の底だった可能性が高いこともわかるよ!

そんなことまでわかるんだ!

すごいよね!そんな岩たちについて勉強しましょう!

それじゃあ授業スタート!

目次

土砂が固まってできる理由

ダイヤモンドってどこでできるか知ってる?

地面を掘ると出てくるんだよね

そうです!ダイヤモンドは地下深くで作られています

なんで地下なの!?

小麦粉を手で強く握ると少し固まるよね。ダイヤも同じようにできています。

炭素に地球内部で、長い間高い圧力がかかり続けることでダイヤモンドになります。

なるほど!

ダイヤモンドは炭素からできています。シャーペンの芯も炭素からできています。つまり、シャーペンの芯に物凄く高い圧力をかけるとダイヤモンドが完成します!

実際、炭素に何tもの圧力をかけることで人工ダイヤモンドを合成することができます。

現在の人工ダイヤモンドは天然のダイヤモンドに比べて硬度が弱いですが、色を付けることができたり、安価に作成することができます。また、人間の骨も炭素からできているので、遺骨を人工ダイヤモンドとすることも可能になっています。

さっき見つけた石も同じように圧力によって作られているんだ!

岩は土が固まってできたんだね!

泥や砂が固まって岩ができるまでの流れを解説するね!
土がどうやって海まで運ばれるか覚えてる?

水の流れで運ばれるんだった!

その通り!前回の授業で解説をしたね♪

地形が変わる仕組み
変化
① 風化(ふうか)

岩石が雨・風・温度変化などで、その場でボロボロになること。

大きな岩が、だんだん小さく砕けていきます。

変化
② 侵食(しんしょく)

風化してできたくず(岩や土)を、川・風・波がけずってはがすこと。

変化
③ 運搬(うんぱん)

侵食されたもの(れき・すな・どろなど)を、川の流れや風が運ぶこと。流れが強い場所では遠くまで運ばれます。

変化
④ 堆積(たいせき)

運ばれてきたものが、流れが弱くなった場所にたまること。

\土砂の運ばれ方についてはコチラで解説しています♪/

どんどん海に運ばれていくんだね

そうです!そうやって土砂が積み重なって上からの圧力によって岩石ができます。

圧力によって土砂が固まってできた岩石を「堆積岩」といいます

山から運ばれた土砂は、海に堆積してどんどん上に積み重なっていきます。積み重なった土砂の圧力で、下のほうの土砂が岩石になります。

その後、 地震等の大地の変動で上に上がってくることで、岩石が生まれるわけです!

堆積岩ができるのにかかる時間は…数十万年〜数百万年以上かかることが多い!

岩のでき方は2つあります。でき方によって、「火成岩」と「堆積岩」に分かれます。

粒の軽い泥は遠くに運ばれるので、できた岩石から昔の場所を推定できたりもします

堆積する土砂と場所

堆積岩の応用

堆積の順番から地層の成り立ちを求める柱状図の問題も中1で学習するので、そちらも参考にしてね♪

\柱状図の計算問題についてはコチラで解説しています♪/

泥岩・砂岩・れき岩の違い

それじゃ!土砂が堆積した泥岩・砂岩・れき岩の違いを学ぼう!

粒の大きさと名前

土砂は粒の大きさによって名前が違います。

粒の大きさが2mmよりも大きい土砂をれき

2mm~0.06mmの土砂を

0.06mm以下の土砂をといいます。

成分は一緒で粒の大きさだけで決まるんだね!

大きい順にれき>砂>泥を覚えておけばOK!

0.06mmとか2mmとか細かいことは覚えなくてもOK

泥岩

どんなもの?

  • とても細かい泥(どろ)がつもってできた岩
  • 粒の大きさは、0.06mm以下

できる場所

  • 海や湖の深くて流れが弱い場所
  • 泥がゆっくりしずんでたまるところ

特徴

  • 表面はなめらかで、ざらざらしていない
  • 黒っぽい〜灰色の見た目が多い
  • 水をふくむと少しやわらかくなることもある

砂岩

どんなもの?

  • 川や海にたまったが押し固まってできた岩
  • 粒の大きさは、0.06mm〜2mmくらい

できる場所

  • 川の中流〜下流
  • 海辺や三角州などにも多い

特徴

  • 手でさわるとざらざら
  • 色は黄土色・茶色・白っぽいものなどさまざま
  • よく見ると、小さな粒が見える

れき岩

どんなもの?

  • ごろごろした小石(れき)が押し固まってできた岩
  • 粒の大きさは、2mm以上

できる場所

  • 山のふもとや、川の上流など
  • 流れが強く、重い石がたまりやすいところ

特徴

  • 石がバラバラにはっきり見える
  • 手ざわりはごつごつ・ざらざら

そのほかの堆積岩

そのほかにも土砂以外が堆積してできる堆積岩があります!

堆積岩の種類

堆積岩は長い時間をかけて土や石が積もって固まった岩のことです。

堆積するものの例としては「土砂」「火山灰」「生物の死がい」などがあって、これらの種類によって名前や特徴が変わります。

土砂が堆積→泥岩砂岩れき岩

火山灰が堆積→凝灰岩

生物の死がいが堆積→石灰岩チャート

それ以外の凝灰岩・石灰岩・チャートについては次の学習で♪

まとめ

今回のまとめ
  • 土砂が固まってできた岩石を「堆積岩という
  • 粒の大きい順に「れき岩」>「砂岩」>「泥岩」

今回のまとめクイズ!

一番構成している粒の大きな堆積岩は?
一番構成している粒の大きな堆積岩は?
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次の学習も一緒に頑張ろうね!

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この記事を書いた人

私立中・高一貫校の現役理科教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていくのでよろしくお願いします!

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