【五感とは】目のつくり&耳のつくりを解説【中学理科】

今回の学習で学ぶこと
  • 五感を司る器官を知ることができる!
  • 目・耳・鼻・舌・皮膚のはたらきがまるッとわかる!

五感の中で最も情報量が多いのはどこでしょう?

五感ってなんだって?

五感は目や耳などの感覚を受け取る器官のことです!

じゃあ鼻が一番だ!

確かにハリネズミは鼻が一番かもね〜

ハリネズミは目がほとんど見えない代わりに鼻と耳が超絶優れています!そのおかげで真っ暗闇でも活動できる夜行性の動物です!

人間の場合は目(視覚)の情報が9割!

メガネしてるくせにね

しかし、それ以外の耳・鼻・舌・皮膚もすごい機能があるんです!
今回はそんな五感について学んでいきましょう!

それじゃあ授業スタート!

目次

五感って何?

人間が情報を取り入れている感覚器官を五感といいます!

五感と感覚器官
感じるもの五感感覚器官
視覚
聴覚
匂い嗅覚
味覚
触感触覚皮膚(ひふ)

それぞれに感じる対象があって、それぞれものすごい繊細な役割を持っています!

人間が遠くの物もはっきり見えたり小さな音を聞き分けたりできるのは五感がめちゃくちゃすごいから!

5つをすべてみていきましょう!

視覚(目)

人間の脳に送られる情報の多くは目からの情報です

一説によると視覚情報は83%だそう

目の構造はこのようになっています。

テストに出てくるパーツとそれぞれの役割はしっかりと覚えておきましょう!

目のつくりで覚えておくべきパーツ
  • 虹彩(こうさい)→光の量を調節する 
  • ひとみ→光の入る部分
  • 水晶体→レンズの役割
  • 網膜→スクリーンの役割

私たちの目が見えるのは、目全体がレンズとスクリーンのようになっているからです。

体の中に像を作っているんだね!

目については↓の学習で参考してください! 盲点の面白い実験も載っています!

聴覚(耳)

耳は目の次に多くの情報を脳に送っている器官です!

耳の構造はこうなっています!

耳つくりで覚えておくべきパーツ
  • 鼓膜: 音の振動を受け取る膜で、耳に入ってきた音を振動に変える
  • 耳小骨: 3つの小さな骨が、鼓膜から受け取った振動を増幅して次に伝える
  • うずまき管: 音の振動を受け取った後、その振動を電気信号に変えて聴神経を通じて脳に送る
耳から音が脳に伝わるまで
  • 鼓膜で音を受け取る
  • 耳小骨で音を増幅してうずまき管に伝える
  • うずまき管で音を電気信号に変えて聴神経を通じて脳に送る

小さな音も聞き取ることができるのは内部に音を増幅する仕組みがあるから!

嗅覚(鼻)

犬の鼻は人間の2000~1億倍もの嗅覚を持つとされています。

警察犬が大活躍することもあるもんね

鼻の中にある鼻腔(鼻毛の生えているあたり)にある嗅覚受容体にある匂いの分子が結びつくことで情報をキャッチします。

ってことは臭いものの一部が鼻に入っているってこと!?

そうです!匂いがわかる=分子が鼻に入っていることになるからね!

、、、なんか気持ち悪いね

、、、まぁね

嗅覚受容体が感知した匂いを情報にして脳に伝えることで、私たちは匂いを認識することができます。そんなわけで匂いがわかるってことは、なんらかの分子が体内に入っているってことです!なんかやだね〜

味覚(舌)

味を感じることができる器官!すごい景色を見るより美味しいものを食べた方が幸福度が高いから(めちゃ個人的見解)大切な器官です!

味蕾”という感じる場所が口のあちこちにあって、5種類の味を私たちは感じることができます。

味蕾は口の中に7500個ほどあります

私たちの感じる味
  • 甘味
  • うま味
  • 塩味
  • 酸味
  • 苦味

味蕾はすべての味を感知できますが、感じやすさは舌の部位ごとに違います!感じやすい場所を示しています↓

甘いケーキは下の先端に置いたほうが楽しめるわけだ!

そういうこと!
実際にやってみてね♪

触覚(皮膚)

最後は触感を感じる触覚です!

今まではどこか一部だったけど、触覚は体全体なんだね

うん!皮膚が触覚を司る器官だから体全体になるよ

皮膚の触感の感じやすさは、それぞれの場所によって違っていて、例えば人間の体の中で最も触覚が優れているのは指先になります。

逆に触覚が鈍感なのはお尻や背中です。 体を守るためにしりもちをついたときに痛みを感じやすかったら大変ですもんね!

触覚を感じる「二点識別実験」

準備物:

  • 2つのピンやペンの先端(または安全なもの)
  • メジャー
  • 目隠し

方法:

    • 目を閉じて、2つのピンを皮膚に軽く当てます
    • 2つのピンが同時に触れているか、違う場所に触れているかを感じ取ります
    • ピンの間隔を狭くしていき、どのくらい近づけると2点が同時に触れたと感じるかを記録します

    結果:

    通常、指先や唇など、感覚が鋭い部分では2点識別が高い精度でできることがわかります。

    逆に、お尻や背中など感覚が鈍い部分では、2点が近くても1点として感じてしまうことがあります。

    触覚の精度が部位によって異なることが実感できます。

    ほかにも1本or2本(少し離して持つ)のつまようじを指先と背中に刺すと指は何本かわかるのに背中(腕でもできる)だとわからなかったりします

      まとめ

      今回のまとめ
      • 人間は五感で様々な情報を手に入れている!
      • 目のつくりと耳のつくりはテストで頻出だからおさえておこう!

      今回のまとめクイズ!

      目の構造に関係あるのは?
      目の構造に関係あるのは?
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      次の学習も一緒に頑張ろうね!

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      この記事を書いた人

      私立中・高一貫校の現役理科教員です。
      専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
      子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
      理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていくのでよろしくお願いします!

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