血液のはたらきと血管の仕組みを解明しよう!

今回の学習で学ぶこと
  • 血液の成分は赤血球白血球血小板血しょうでそれぞれ役割を持っている。
  • 心臓から送り出される血管を動脈心臓に戻る血管を静脈という
  • 毛細血管から組織液が染み出し、細胞と気体などの交換をする

それじゃあ授業スタート!

目次

人間の血液はどのくらい?

人間の体を流れる血液は何Lあるか知ってますか?

ん〜1Lくらい?

いいえ!4〜5Lも流れているんです!

人間の血液の量は男性は体重の8%、女性は7%くらいなので、体重50㎏の男性なら4Lくらいの血液が体の中を流れています

さて、血液の役割はなんでしょうか?

栄養を運ぶこと!

その通り!
じゃあ、血液について勉強しましょう!

「はたらく細胞」という漫画がアニメでも放送されていて、血液や免疫などの体のしくみをとても詳しく解説していて、とても面白いのでぜひ読んでみてください!

はたらく細胞の主人公は”赤血球ちゃん”という女の子です。赤血球は実際の血液の中を流れる成分で、はたらく細胞では擬人化して役割を説明しています。

面白い&勉強になるからオススメ!

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血管の中を流れる物質

血液を流れる成分を紹介していきます!

血液の成分は、主にこの4つがあります。

血液の成分
  • 赤血球・・ 体中に酸素を運ぶ役割。ヘモグロビンを含む
  • 白血球・・ 体内に侵入した菌やウィルスを倒す
  • 血小板・・ かさぶたを作って怪我を治す
  • 血しょう・ 血液の液体成分。二酸化炭素や養分を溶かして運ぶ

詳しく見ていきましょう!

赤血球

赤血球は、その名の通り赤色をした固体の成分です。血を舐めると鉄の味がしますが、これは、赤血球に含まれるヘモグロビンという成分が鉄を多く含んでいるからです。

ヘモグロビンが赤いから、人間の血液は赤く見える!

人間の血液は赤いですが、タコやイカなどの血液は、ヘモグロビンではない物質が使われているから青かったりと生物によって、血の色はいろいろです!(色だけにねっ)

ヘモグロビンは、酸素の多いところで酸素と結合し、逆に酸素が少ないところでは酸素を離す性質がある

ヘモグロビンの性質によって酸素が供給される肺で赤血球はたくさんの酸素と結びつき、そして体全体の酸素が少ない場所に行くと、酸素を手放すから、酸素の運搬を行うことができます

血球は酸素の運び屋さんなんだね!!

ちなみに、ヘモグロビンが酸素と結合すると血液の色は鮮やかな赤色になり、酸素を離すと濁った赤色になります。 時間が経った血液は何だかグロテスクな色になりますよね。

白血球

白血球は敵と戦うヒーローです!

いろいろな白血球

白血球は何も運びませんが、免疫を担当していて、体内に侵入した細菌やウイルスを殺すことが仕事です。死んだ細胞を排除する役割をあります。

白血球はいろいろな種類がいて、最も多く外敵とすぐに戦う好中球や、抗体を作って戦うリンパ球好酸球などがいます。

白血球の中には、適応分析して的確に弱点を攻撃すると言う性質を持つ賢いタイプもいます。

だから、私たちはワクチン(弱めた菌) を体内に注射することで、その情報を白血球に伝えて、倒すための準備(抗体)をさせたりしています。

大きさは白血球が血液中で最も大きいです。

白血病という、抗がん剤を飲むことによって髪が抜けてしまったり、嘔吐などの苦しい症状がでる恐ろしい病は、この白血球ががんになり、血液中に大量に増殖してしまうことで起こります。昔は不治の病といわれていましたが、最近は治療率があがっています。

詳しいことは『はたらく細胞』を読んでみて!

血小板

血小板は赤血球や白血球と比べると小さな固体成分です。

大きさでいうと2µm(0.002mm)くらい

血小板の役割は血管が破れた時に修復することです。

ケガをすると血がでてきますが、これは血管から血液が流れてくるからで、しばらくしてかさぶたができるのは、血小板や赤血球が固まってできるからです。

かさぶたの下では、血小板による血管の修復が行われます。

血小板は血管の修理係なんだねっ

血しょう

血しょうは血液中の液体成分で、血液の55%を占めています。色は黄色っぽい色をしていますが、赤血球によって赤色に見えます。

液体なので、二酸化炭素を溶かして運ぶことができ、他の小腸などで吸収された養分も溶かして運んでいます。

血しょうは二酸化炭素を溶かして運ぶ役割がある

血管の役割と構造

血液は血管の中を流れることで全身に酸素や養分を運んだりしています。

人間の血管の長さはどのくらいでしょうか?

全身の血管を全部繋げると10万km、地球2周半の長さにもなります!血管はそれだけ細かく分かれて張り巡らされているんですね!

そんなに長いんだ!!

そんな血管の秘密を学んでいきましょう!

血液は心臓から送り出され、血管を通って全身の細胞と気体の交換などを行った後心臓に戻ります。

血管の模式図

心臓から送り出される血管を動脈といい、この血管は心臓からの強い血流に耐えるため、筋肉が多く、血管の壁が太くなっています

動脈の太さは最大2.5㎝になる場所もあります

動脈は勢いのある血液が流れるから丈夫!

逆に心臓に戻る血管を静脈といい、こちらは心臓から遠いので、血管の壁は薄いですが、血流が弱いので、逆流を防ぐためのがついています。

静脈は勢いが弱いから逆流しないように”弁”がついている

動脈と静脈を繋いでいる血管を毛細血管といい、この血管はとても細くて、枝分かれしており、全身に張り巡らされています。

心臓から出発する血管は動脈

心臓に戻る血管は静脈

動脈と静脈をつなぐ血管を毛細血管 という

毛細血管は直径0.01mmと、とても細いので、血液の成分である血しょうは毛細血管の壁から染み出すことができます。

染み出た液を組織液といい、組織液によって1つ1つの細胞と気体の交換などを行っている

組織液は細胞から不要物を受け取り、毛細血管にまた戻りますが、一部はリンパ管に入ってリンパ液となって体内を循環します。

血液の一部はリンパ管に入ってリンパ液になる

まとめ

今回のまとめ
  • 血液の成分は赤血球白血球血小板血しょうでそれぞれ役割を持っている。
  • 赤血球・・ 体中に酸素を運ぶ役割。ヘモグロビンを含む
  • 白血球・・ 体内に侵入した菌やウィルスを倒す
  • 血小板・・ かさぶたを作って怪我を治す
  • 血しょう・ 血液の液体成分。二酸化炭素や養分を溶かして運ぶ
  • 心臓から送り出される血管を動脈心臓に戻る血管を静脈という
  • 毛細血管から組織液が染み出し、細胞と気体などの交換をする

はたらく細胞は全巻もってますが、面白いし勉強になるからぜひ手にとってみてね♪

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今回のまとめクイズ!

次のうち、体内に侵入した菌やウィルスと戦う血液の成分は?
次のうち侵入した菌やウィルスと戦う血液の成分は?
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次の学習も一緒に頑張ろうね!

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この記事を書いた人

私立中・高一貫校の現役理科教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていくのでよろしくお願いします!

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