【中2理科】「維管束」を徹底解説!「道管」「師管」を染色して観察しよう!

今回の学習で学ぶこと
  • 維管束がどんなものかわかる!
  • 染色液を使ってアスパラガスやホウセンカの維管束を観察!

みんなはみかんの白い部分を食べる??

食べる!

私は太いのだけ取って他は食べる派です

あの白いのってなんなんだろね?

白い筋はアルベドといって栄養がたくさんあるんです!

栄養がたくさんなんだ!

あの白い部分は「維管束」といって栄養が流れる場所なんだ!

ほう!維管束について知りたくなってきた!

わかった!維管束について深く学んでいこう!

それじゃあ授業スタート!

この授業はYoutubeでも解説しています!

Youtubeの方が音声があってわかりやすいので、動画が見れる環境の方はこちらの方がおすすめです!

目次

維管束ってどんなもの?

維管束は「道管+師管」です!

維管束は道管と師管を合わせたものです。

道管と師管?

それぞれ水や養分の通り道です!

維管束とは

維管束は水分の通り道である道管養分の通り道である師管の2つを合わせたものです。

道管と師管の違いはテストでもよく出るので、しっかりと押さえておきましょう!

道管は水道管だから水の通り道と覚えよう!

水の通り道は水道管だから、道管が水と覚えましょう!

維管束は人間でいる血管だねっ

維管束の観察!

染色液で維管束を観察しましょう!

水を染色しておくことで、植物が赤色の色素を道管が吸い上げるので、道管が赤く染まって観察することができます。

この実験は食紅や水性のインクで行うことができるから、家でも花瓶の水を食紅や水性インクで色をつkて簡単に実験することができます

買ってきた野菜を赤い色にした水の中に入れていきます。

今回使う野菜は、アスパラガス、ごぼう、セロリ、大根の4種類を選びました。

植物の種類を双子葉類や単子葉類の違いで選ぶと、実験結果が変わってきて面白い実験になります。

1日放置して色を観察します

先端が赤くなった野菜が多いね!

アスパラガスの先端は赤い色に染まっています。下から吸い上げた水が1番上まで来てるってことですねっ!

ゴボウは色の変化がわかりにくいですが、全体ではなく外側の一部に丸く赤い円が描かれています。

ゴボウは根だけど全体が赤くなるわけじゃないんだね

セロリは、全体が赤色に染まっていて、なかなか綺麗です!やったね!

大根も先端の方が赤くなっているのがわかります。スーパーで買ったから先っぽの葉っぱはないやつだったけど、あったらもっと派手になったかも。

それぞれの野菜を切って、断面図の観察をしていきます。

まずは、アスパラガスをぶった切ってみます

アスパラガスの断面図には点々が見られました。 赤色の点は水が通った部分に生まれるから、このアスパラガスの赤色の部分には水分が通る道管が流れていることがわかります。

赤色に染まった部分には道管が流れている

さっきは、アスパラガスを横向きに横断したから、縦に切って水の流れを確認してみます。

水が下から上まで流れている感じがするね

続いてホウセンカも同じように切って中身を確認してみましょう。

ホウセンカ も同じように縦に切ると道管が下から上まで流れているのがわかりやすいですね♪

顕微鏡でもっと観察してみましょう!

アスパラガスとホウセンカを断面で薄く切って顕微鏡で観察してみます。

なるべくスライスしてスライドガラスに乗せることで顕微鏡で観察できます!

観察した結果をまとめます

観察の結果

まずは、アスパラガスの断面図と顕微鏡で見た図を見てみましょう!

維管束がバラバラ!!

単子葉類の維管束はアスパラガスのようにバラバラです!

同じ単子葉類のセロリも見てみましょう。

これもバラバラになっているね

次に、双子葉類のホウセンカの維管束を顕微鏡で見てみましょう

さっきと違って整ってるね

単子葉類と双子葉類の違いはよくテストに出る!

双子葉類と単子葉類の違い

双子葉類は、維管束が輪状に並んでいるのに対して、単子葉類の維管束はバラバラに分布しています。

道管と師管の場所も超重要です!

道管と師管を比べると師管の方が内側に配置されているのがわかります

道管が内側なんだね!

植物にとって水の方が重要だからね♪

植物は光合成によって養分を作ることができるから、水さえあれば後は二酸化炭素を空気中から取り入れるだけでいいんです!

つまり植物にとって水が最重要ってこと!

大切なものは体の内部のほうにある方がいいから、大切な水の通り道である道管が内部にあります。

特に植物は動けないから、動物などに踏まれることも多いもんね

道管は内側師管は外側にある

根の観察

根の維管束も観察してみましょう!

根を食べている主な植物であるゴボウやダイコンの維管束を観察してみましょう!

どちらも維管束が見えるね

植物は根から吸い上げた水を茎から葉っぱの方へ運んでいます。そのためにも維管束があることがわかりますね!

植物には、根毛と呼ばれる小さな根っこがあって、それによって表面積が増え、水の吸収の効率が上がっていることも知っておきましょう!

ひげみたいにピヨっと生えているのが根毛!

植物の根には根毛があり、表面積を大きくすることで、水や養分の吸収効率を上げている

テストで毛根と書かないように注意!

表面積が大きくなると、水と触れる面積が増えるから、その結果効率よく水を吸収できるってわけ!

まとめ

今回のまとめ
  • 植物は維管束によって水や養分を運んでいる
  • 維管束水を運ぶ道管養分を運ぶ師管を合わせたもの
  • 水の通り道は「水道管」で覚えよう!
  • 植物にとって水の方が大切だから道管が体の内側にある
  • 根には根毛があり、表面積を増やすことで水の吸収効率を上げている

今回のまとめクイズ!

答え、

次の学習も一緒に頑張ろうね!

次の学習
関連記事

この授業は11時間目!

中2 生物 授業一覧
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次