双子葉類・単子葉類の違いを解説!覚えて分類しよう!

今回の学習で学ぶこと
  • 双子葉類/単子葉類の違いをマスター

この表を覚えればOK!

それぞれの特徴を詳しくみていきましょう!

目次

植物の分類

植物を分類するとこのようになります

今回、勉強する双子葉類・単子葉類はどちらも被子植物の仲間になります!

種子植物が成長すると

胚珠→種子

子房→果実 になる

種子植物の中でも胚珠が子房に包まれている植物を被子植物といいます

被子植物のイラスト

被子植物は現在の地球で最も進化したグループだから生存競争に勝ちまくってます!

被子植物は双子葉類と単子葉類に分けられます

双子葉類と単子葉類の違いは、この表を完璧に覚えればOKです!

それぞれについて詳しくみてみましょう!

双子葉類

双子葉類の特徴
  • 子葉が2枚
  • 網状脈
  • 維管束が輪状
  • 根が主根と側根でてきている

双子葉類の子葉の枚数

双子葉類はその名前の通り、子葉が2枚で発芽する植物です。

子葉は種子から最初に出てくる芽のこと!

「双」 の文字は、双子や双方、双剣などの対になるという意味がありますね。

葉っぱの模様

植物の葉には模様があることを知っていますよね?

植物の葉っぱにある模様のことを葉脈といって、 葉脈は植物によって様々な形をしています。

葉脈の形を大きく2つに分けるとこう!

網状脈

葉脈が網目状

平行脈

葉脈が平行

双子葉類の葉っぱは左側の網状脈です。

葉っぱの葉脈の中を水や栄養が通ることで、葉に養分を行き渡らせています。

双子葉類は、この葉脈が網目状になっているため、網状脈という名前が付いています。

「網(あみ)」の文字を「綱(つな)」を間違えないように!

網状脈の漢字は非常に間違いやすいので、ぜひ気をつけてください!

植物の歴史を見ると、双子葉類が1番進化した最新バージョンだから、この網状脈の葉は日常でもよく見かける機会がありますね。

双子葉類の維管束

植物は根っこで水を吸収しそれを体の上のほうにある葉などに輸送しています。 この役割を果たしているのが維管束です。

維管束は人間でいう血管と同じです。人間も血管を通って養分などを運んでいますよね。

葉っぱに見える維管束のことを特に葉脈と呼んでいます

維管束は植物の中の栄養を運ぶ血管だから、植物の茎をぶった切ると維管束を観察することができます。

双子葉類のホウセンカをぶった切って観察した維管束は↓のようになっていました。

赤色に染めた水を吸わせることで維管束を染色して観察しています!詳しいことは↓の動画で✨

Youtube動画あります!

輪状上に綺麗並んでいますね

双子葉類と単子葉類の維管束の違いをイラストにして表すとこのようになっています。

双子葉類の維管束は輪っか上にきれいに配置されているのに対して、単子葉類の維管束はバラバラに配置されています

双子葉類の根っこの形

双子葉類の根っこは主根と側根に分かれています。イラストで書くとこんな感じ↓

双子葉類の根っこは、一番太い主根に少し細い側根が生えています。

側根からもものすごく細かい毛のような根っこが生えていて、このことを根毛といいます。根毛が生えていることによって、水と触れることができる表面積が増えて効率よく水を吸収することが可能になっています!

毛根と書かないように注意!

双子葉類の例

双子葉類の例を挙げると、このような植物が挙げられます

双子葉類の例

身近でよく見る植物の多くは双子葉類です。植物が双子葉類かどうかを判別するためには、実際葉っぱを見ても網状脈かどうかを確認するのが1番簡単な方法です♪

合弁花類・離弁花類

双子葉類はさらに、花びらの形状で「合弁花類」と「離弁花類」に分類されます。

花びらのことは正式には「花弁(かべん)」といいます

合弁花類は花弁がくっついているタイプです。アサガオをイメージするとわかりやすいですね。

たんぽぽは離弁花類と間違えやすいから要注意!

離弁花類は名前の通り花弁が1枚1枚離れるタイプの植物です。花占いに使うことができるイメージですね

合弁花類・離弁花類については、下の記事でもっと詳しく解説しているので、ぜひそちらを参考に勉強してください!

合弁花類・離弁花類の関連記事

↓の授業を読むと理解が深まるよ♪

単子葉類

単子葉類の特徴
  • 子葉が1枚
  • 平行脈
  • 維管束がバラバラ
  • 根がひげ根

単子葉類の†子葉の枚数

単子葉類は逆に子葉が1枚で発芽する植物です。

トウモロコシの子葉

トウモロコシの新芽

葉脈は交わらない平行脈で、その名の通り葉脈が平行になっているから他の葉脈と交わらないようになっています。

単子葉類の維管束

単子葉類の維管束はバラバラに分布していることが特徴です。

アスパラガスを買ってきて赤い水で染色してから、ぶった切ると維管束はこのようになっていました!

水の通り道がバラバラになっているね!

双子葉類と単子葉類を比べると、単子葉類の方が地球上に先に生まれているので、水の輸送なども含めて効率が悪いのかもしれませんね

単子葉類の根っこの形

単子葉類の根っこは、下のイラストのようにひげ根になっています。

双子葉類のように、手根と側根といった2つの種類があるわけではなく、1つのぴよぴよっとした髭のような根でできているから”ひげ根”といいます。

ひげ根にも根毛があり、水の吸収する効率を上げる工夫がしてあります。

単子葉類の例

単子葉類の例を挙げると、このような植物が挙げられます。

単子葉類の方が少ないからしっかりと暗記しましょう!

単子葉類でテストによく出るのは、イネ・とうもろこし・ユリです! 単子葉類の方が圧倒的に数が少ないので、単子葉類の植物を覚えてしまえば、残った被子植物はすべて双子葉類と判断することができるから、この6つはぜひ覚えてください!

まとめ

双子葉類と単子葉類の違いはしっかりと頭に叩き込め!

また、テストで高得点をとるために、単子葉類はしっかりと暗記しましょう!

今回のまとめクイズ!

次のうち単子葉類の植物は?
次のうち単子葉類の植物は?
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次の学習も一緒に頑張ろうね!

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この記事を書いた人

私立中・高一貫校の現役理科教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていくのでよろしくお願いします!

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