【中学理科】動物と植物の違いは?体と食べ物を考える!

今回の学習で学ぶこと

動物は動けるけど植物は動けない

植物は動けないからこそ能力が高い!

  • 細胞が丈夫
  • 光合成で栄養をつくれる

それじゃあ授業スタート!

目次

動物と植物は何が違う?

動物と植物は何が違うでしょうか?

動けるか動けないか!

その通り!

動物の特徴
  • 動くことができる
  • 他の生物を食べて栄養を取り入れる
  • 細胞のつくりがシンプル
植物の特徴
  • 動くことができない
  • 光合成で栄養をつくる
  • 細胞のつくりが頑丈

動物は動くことができるから、他の生物を食べて栄養を奪い取ることができます。

食べちゃうってことだね!

一方、植物は自分で全く動くことができないから、自らの力で光合成によって養分を作ったり、他の動物に食べられても抵抗できるように細胞を強くするといった工夫をしています。

動物・植物の違いを勉強しましょう!

大きな植物と動物の違い
  • 養分の取り入れ方
  • 体の違い
  • 細胞の違い

養分の取り入れ方

はりおはご飯を食べて活動してるよね?

虫ムシャムシャ

動物はエサがいるけど、植物はエサがいりません!

動物は植物や他の生物を食べることで有機物を体の中に取り入れ、細胞の呼吸によって分解することで活動するエネルギーを手に入れています。

細胞の呼吸の仕組み

動物のような他の生物を食べる生き物をまとめて「消費者」といいます。(中3生物)

一方、植物は自分で動いて食べ物を食べることができないから、光合成によって養分を作り出して、その養分で生活をしています。

食べなくても生きていけるのは羨ましいですね〜

体の違い

私たち動物は口から水を吸収します。でも植物は違います。

私たち人間を代表とした動物たちは、養分を食べるのも水を飲むのも全て口から行っています

そして取り得られた食物は、消化管を通って体の中に行って養分に分解されます。

動物の体内の養分の移動

これが人間の消化管(中2生物)

それに対して、植物は水を根から吸収して、茎を通って葉などの全身に送り届けています。

植物の体内の水の移動

黒い線の部分を水が流れています。 根から水を吸い上げて葉っぱまで体全体に水を送るシステムがあることがわかります。

また、養分は葉っぱにある葉緑体光合成を行うことで手に入れています

当たり前だけど植物と動物で体が全然違うね

細胞の違い

体をつくる細胞も動物と植物で違います

生物は細胞でできているんだね

生物たちは、細かく見ると”細胞”と言う小さな作りがたくさん集まって体を作っています。

細胞は顕微鏡を使って観察することができます

植物と動物の細胞の違いを観察してみましょう!

植物細胞と動物細胞を比較すると、植物細胞の中身はなんだかたくさんのものがあります。

植物細胞にあって、動物細胞にない3つのものはこれ!

植物細胞にだけあるつくり
  • 葉緑体→養分をつくる(植物はご飯をたべないから)
  • 細胞壁→体を守る(植物は逃げれないから)
  • 液胞→ゴミをためる(植物はトイレできないから)

細胞のなかにあるつくりの役割をまとめるとこのようになっています。

顕微鏡で実際の細胞を観察するとこんな感じ

顕微鏡で観察した画像

まとめ

今回のまとめ
  • 植物は動けないから、体に動物と違う様々な特徴がある
  • 動物は養分を口から吸収するが、植物は光合成によって自分でつくる
  • 動物は口で水分を吸収して全身に送るのに対して、植物は根から水分を吸収する
  • 植物は動けないから、細胞の中身がちょっと違う
  • 葉緑体→養分をつくる
  • 細胞壁→体を守る
  • 液胞→ゴミを貯める

次の学習も一緒に頑張ろうね!

次の学習
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この記事を書いた人

私立中・高一貫校の現役理科教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていくのでよろしくお願いします!

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