シダ植物の特徴を解説!胞子・維管束はどう違う?

今回の学習で学ぶこと

シダ植物の特徴がわかる!

  • 胞子でふえる
  • 維管束がある
  • 日陰に多く生息する

イヌワラビを実際に観察した様子がわかる!

シダ植物の例を覚えられる!

この授業はYoutubeでも解説しています!

Youtubeの方が音声があってわかりやすいので、動画が見れる環境の方はこちらの方がおすすめです!

それでは授業スタート!

目次

種子をつくらない植物

気持ち悪い植物みつけた!!

へ〜どんなの?

裏側につぶつぶがついてるやつ!

これはシダ植物だね
じゃあこの不思議な植物について解説しよう!

シダ植物の特徴

シダ植物の特徴は↓を覚えればOK!

シダ植物の特徴
  • 胞子でふえる
  • 維管束がある
  • 日陰に多く生息する

シダ植物はよく見る種子で増える種子植物とは違って、胞子で増える植物です。

胞子って何?

胞子はこんな小さな種のようなものです

胞子は数μm程度の大きさ。小さい粒1つ1つが胞子

胞子はめっちゃ小さくて、イヌワラビのようなシダ植物の葉の裏にくっついています

種子をつくらない植物には「シダ植物」と「コケ植物」の2種類があります。

胞子でふえる

シダ植物はどこでみたの?

山の中!

そうだね、シダ植物は湿った場所に多く生息しているんだ!

シダ植物やコケ植物は胞子を使って増える植物です。 これは植物の歴史で言うとかなり古いタイプの植物になります。

植物の歴史を表にするとこのようになっています。

地球上で最初に陸上に進出した植物はコケ植物、その次に進出したのはシダ植物です。

これらの植物は胞子によって子孫を残すんだけど、もともとは海にいた生物だから水を使わないと受精することができませんでした。

進化の最初の方の生物だから、現代で活躍する種子植物のようにどんな場所でも子孫を残すことができるわけじゃないんです。

だから、シダ植物は水のある湿った場所に多く生息しています。

シダ植物は水を使って受精するから湿った場所に多く存在する

だから、シダ植物は、山の中や川の近くなど水がある場所にしか生息していません。 山登りをすると↓のようなシダ植物を見つけることができます。

こういった植物の裏側を観察すると時期によるけど(4月〜6月が多い)胞子のうの中に入った胞子を見つけることができます!

これが胞子だね!

シダ植物から胞子を取り出して、顕微鏡で観察している動画をYouTubeで出しているので、ぜひそちらも参考にしてください!

Youtube動画あります!

維管束がある

シダ植物の特徴に維管束を持つことが挙げられます。

維管束は人間で言う血管のように、水や養分を植物の体に運ぶ役割を持った器官です。

維管束とは

養分を運ぶ師管水を運ぶ道管合わせて維管束と呼ぶ

シダ植物にも根っこがあり、水を吸い上げて葉まで送る役割があります。

シダ植物には根・茎・葉の区別があるんだね♪

イヌワラビの葉はとても面白くて、たくさんの葉がくっついているように見えるんだけど、実は1枚の葉なんです!

わしゃわしゃしてるのに1枚なんだね

他にも1枚の葉は地下にある「地下茎」という茎でつながっています!

シダ植物には維管束があり、地下で地下茎によってつながっている!

シダ植物の例

シダ植物の例を挙げると、このような植物が挙げられます!

シダ植物の例

よく山で見るのはイヌワラビのような大きな葉っぱを持つ種類ですね。

他にも有名なもので”つくし”もシダ植物に分類されます。つくしは正確に言うと、スギナが成長してできた胞子をつくっている頭の部分の名称です

↓シダ植物の代表であるイヌワラビの実物を観察した授業をしているので、ぜひこちらも参考にしてください↓

関連した授業

↓の授業を読むと理解が深まるよ♪

まとめ

今回のまとめ
  • シダ植物は「胞子でふえる」「維管束がある」「地下茎がある」
  • 胞子は水がないと受精できないからシダ植物は湿った場所に多く生息する
  • シダ植物にはイヌワラビやスギナが分類される

今回のまとめクイズ!

次のうち、シダ植物の特徴として間違っているものは?
次のうちシダ植物の特徴として間違っているものは?
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次の学習も一緒に頑張ろうね!

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この記事を書いた人

私立中・高一貫校の現役理科教員です。
専門は生物学で、中学・高校理科の教員免許を持っています。
子供のころ勉強に使っていた学習サイトを自分でも作りたくでトライし始めました!
理科の授業を「何度でもふりかえる」ことが出来るように、知識+思考力がつくサイトにしていくのでよろしくお願いします!

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