- 「酸化銀」を加熱すると「酸素」と「水」に電気分解される!
- 化学変化(化学反応)についてわかる!
- 1種類の物質が2種類以上にわかれる「分解」についてわかる!
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この授業はYoutubeでも解説しています!
Youtubeの方が音声があってわかりやすいので、動画が見れる環境の方はこちらの方がおすすめです!
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今回はものを燃やす実験をします!
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危険な実験だ!
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いやいや燃やすのは普段の生活でもよくやっていることだよ!
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確かに火は料理にも使うもんね!
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それじゃあ授業スタート!
ものを加熱するとどうなる?
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今回の実験は火を使います!
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それは楽しみ!
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火で加熱することで変化する物質はたくさんあります!
例えば、とうもろこしは加熱するとどうなるかな?
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ポップコーンになる!


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他にも紙や水を加熱するとどうなるでしょうか?
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紙は燃えるし水は水蒸気になるね!
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そうです!火は色々な変化を起こすことができますね!
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どんな変化があるのか楽しみだね♪
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面白い実験を見ていきましょう!
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最初は「酸化銀」を加熱する実験です!


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酸化銀は真っ黒なんだね!
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そうです!でも加熱すると色が変わります!
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どんな変化があるのか楽しみだね♪
化学変化と状態変化
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「酸化銀」って”銀”ってついてるのに黒色じゃん!!
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いやいやこれが酸化銀です!銀の前に“酸化”がつくだけで全然違う物質になるんです!
酸化は「酸素とくっついた」という意味があります
例えば、りんごを放置しとくと黒っぽくなりますよね?
黒くなる理由はりんごが空気中の酸素とくっつくからです!
銀も酸素とくっつくと「酸化」して黒色になっているんです!
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ってことで酸化銀を加熱してたちまち変化させてみましょう!
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火の力ってすごいね!
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そうです!加熱をして別の物質に変えることを「化学変化」といいます
加熱をして別の物質に変わることを「化学変化(化学反応)」と言います。
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水を加熱すると水蒸気になるのも?
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それは「状態変化」です!
水が氷や水蒸気に変わるのは“状態変化”
状態変化は固体↔液体↔気体に変化するだけで水そのものは変わっていません。
それに対して化学変化は火や電気などによって、まったく別のものに変化することを言います。
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化学変化の方が大きな変化なんだね!
火に限らず、電気を流したら変化したり、光を当てたら変化する物質もあって、そういった物質でも別のものに変わったら化学変化といいます。
化学変化と状態変化の違いは理解しておこう!
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↓の授業を読むと状態変化について学べます(中1化学)♪


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そもそも酸化銀は金属なの?
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さて、どうでしょうか?
酸化銀が金属か調べたいけど金属の条件を覚えていますか?
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なんだったっけ???
じゃあ確認してみましょう!詳しいことはコチラの学習(準備中)を読んでくださいね♪
- 金属光沢がある(みがくと光る)
- 電気や熱を通しやすい
- 展性・延性がある(たたくと広がる、引っ張ると伸びる)
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3つの条件に当てはまれば金属だね♪
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酸化銀が3つの条件に当てはまるのか調べてみましょう!
まずは、簡単にできる金属光沢があるかを調べるために、酸化銀を試験管の底でこすってみましょう。
やってみるとこんな風になりました。


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のれんに腕押しって感じだね
ですね。金属光沢の「き」の字もありませんね。
一応、電気が流れるかどうかも調べてみます。


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光らない!
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ってことは酸化銀は金属じゃないってことですね。
酸化銀は非金属
でも酸化銀は加熱すると銀になるんです!!つまり銀の卵ってことです!
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これがピカピカの銀になるんだね!?
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じゃあ加熱していきましょう!
酸化銀の熱分解!
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実験装置を組み立ててガスバーナーで酸化銀を加熱してみましょう!
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どうすればいいの?
酸化銀と試験管が直接触れてなければいいから、アルミホイルで船をつくってその中に酸化銀を入れて加熱します。


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船にすればくっつかなくて済むんだね♪
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はい、そういうことです!
ってことで加熱をしていきます!


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酸化銀を加熱している時のムービーを見て変化を観察してみましょう!
↓実際の実験の様子↓
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白色に変化していきますね!
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これが化学反応です!美しい劇的な変化ですね♪
ムービーで説明されていますが、酸化銀を加熱すると酸素と銀ができます!
2つの物質について詳しく見ていきましょう!!
酸素の調べ方
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酸素を調べる方法って何だったか覚えていますか?
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たくさん吸う!
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違いま~す。
酸素を調べるためには、火のついた線香を入れてみるんでしたね。火が強くなれば燃えるのを助ける(助燃性)をもつ酸素が試験管の中に存在していることがわかります。
じゃあ酸化銀を加熱している最中に火のついた線香を入れて、変化を観察してみましょう!


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線香の火が強くなった!
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ってことは、何がわかりますか?
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、、、なんだろ?
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線香の反応から「酸素が発生している」ことがわかります!
線香の火が強くなる=酸素が発生してることが確かめられます!1年生のころオキシドール(過酸化水素水)と二酸化マンガンを反応させる実験で使ったことがありますね。
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試験管の中で酸素が発生していることがわかったね♪
ですね。そこまで大きな変化はありませんが、試験管内の酸素が増えていることがわかります。
船から白色の物質を取り出して、観察をしてみましょう!


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酸化銅はサラサラしてたけど、加熱後は固まっているね
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いい観察だね。色以外にもたくさんの情報があります!
加熱後の少し固まった物質を試験管の底で同じように磨いてみましょう。




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キラキラしてる!!
酸化銀の時は金属光沢はなかったのに、加熱するとキラキラの金属光沢が出てきましたね!
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ということは、酸化銀は別の物質に変わったってことです!
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銀色だけど本当に”銀”なのかな?
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それじゃあ金属の3つの性質を調べてみましょう!
- 金属光沢がある(みがくと光る)
- 電気や熱を通しやすい
- 展性・延性がある(たたくと広がる、引っ張ると伸びる)
金属の性質は金属光沢以外にもありました。
その1つは電気を通しやすいことです!
加熱前の酸化銀と加熱後にできた銀で、乾電池と豆電球を使った簡単な回路を作っても金属かどうか調べることができます。
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電気で調べてみよう!
加熱前の酸化銀の場合はこうでした。


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加熱前の酸化銅は光らなかったね!
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加熱後の場合はどうでしょうか?


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光った!!
はい、この実験からも加熱後の物質は金属に変化しているといえます!
まとめ
実験の結果をまとめると
酸化銀 → 銀 + 酸素
に変化する。ことがわかりました。
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まったく別のものになるんだね
そうなんです!これが化学の面白いところですね!
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これが“化学変化”です。
今回の化学変化は「1種類」の物質が「2種類以上」の物質に変化することで“分解”といいます。
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ぶっ壊す!



それも分解だけど、理科の世界では違います。
1つの物質が2つ以上の物質に分かれた時に分解なんです。
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理科の専門用語なんだねっ
3種類でも100種類でも分解です。
今回の実験は、分解の中でも「熱」を使って分解を行っているので特に“熱分解”といいます。
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”熱”だから「熱分解」覚えやすいねっ
電気を使って分解すれば電気分解、光を使って分解すれば光分解といいます。簡単ですね♪
酸化銀を加熱した時の反応は
「化学変化」の中の「分解」の中の「熱分解」に分類される
酸化銀を加熱すると銀+酸素になる
1種類の物質が2種類以上に分かれることを「分解」という
分解の中でも熱を使った分解を「熱分解」という
今回のまとめクイズ!
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次の学習も一緒に頑張ろうね!




- 1時間目 酸化銀の熱分解
- 2時間目 カルメ焼きを作ろう!(炭酸水素ナトリウムの熱分解)
- 3時間目 水の電気分解
- 4時間目 原子ってどんなもの?
- 5時間目 これで完璧♪化学式の書き方
- 6時間目 化学式一覧
- 7時間目 単体/化合物の違い
- 8時間目 分子をつくる物質・つくらない物質
- 9時間目 周期表の語呂合わせ!
- 10時間目 結合の手ってな~に?
- 11時間目 錬金術ができない理由
- 12時間目 6つのステップで完璧♪化学反応式の書き方!
- 13時間目 メタンの燃焼(酸化とは?)
- 14時間目 マグネシウムは二酸化炭素の中で燃える?
- 15時間目 穏やかな酸化
- 16時間目 酸化銅の還元
- 17時間目 硫化鉄
- 18時間目 カイロで発熱反応!
- 19時間目 叩いて冷える吸熱反応の秘密は?
- 20時間目 質量保存の法則を確かめよう!
- 21時間目 金属を加熱して質量変化を観察!
- 22時間目 カラフルな炎色反応!
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